第1992回
結婚ビジネスに参加したい方は来て下さい

結婚会館を北京につくると言っても、
私のところで提供できることは、
中華料理屋とイタリア料理屋と礼堂と教会の鐘と、
あとは庭とプール・サイドくらいなものです。
幸、200台くらい駐車のできる
ガレージがありますので
何百人の人が集まっても心配はありません。

でも結婚披露がスムーズにできるためには
美容院、貸衣裳屋、花屋、写真屋、
旅行社、礼品屋などの協力が必要です。
そして、何よりも必要なのは
結婚式のプロモーションをやってくれる
企画セールスの会社です。
私はそういうものを
すべて自分でやる気持もありませんし、
またできもしないと思います。

クラブハウスの中には
既に美容院がありますが、
結婚会館をやるとすれば、
日本人の美容師に
入れかわってもらう必要があるでしょう。
貸衣裳屋にしても、写真屋にしても、
ただそれがつとまるというだけでなく、
大陸で新しい世界を切りひらくのだ
という理想を持った人でないと
うまくつとまらないと思います。
別の角度から見れば、
日本で既に功成り名とげた業者よりも、
新しくそうした事業に進出して
一家をなしたい人に
チャンスがあるということでもあります。

以前に私が大陸で働く人を募集した時、
自分は日本の結婚式場で働いた経験があります
という手紙を下さった若い人たちが
何人かありました。
その時は私にそうしたプランがなかったので
何もしてあげられませんでしたが、
もし自分がそういう分野で
力一杯仕事をやる気があると思う人は
私のところへどうぞ連絡をして下さい

レストランの皿運びをする仕事は
誰にでもできますが、
完璧なサービスで勝敗を決する積りなら
日本人に分があります。
そのことに気がつくのに私自身
かなり時間を食ってしまいましたが、
いまからでも遅くはありません。
既に中華料理屋のマネージャに
日本人の青年を任命しましたが、
それが正しかったかどうかは
間もなく答が出る筈です。


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