第2012回
若づくりで心機一転はいかかです

いくら若い積りでも人は年をとります。
物の考え方は若い積りでも、
外貌や行動が衰えることは防ぎようがありません。
現に中国へ行くと
すぐに「お年は?」ときかれます。
飛行機を下りてバスに乗る時は、
若い人がすぐ席を譲ってくれます。
中国はサービスの行き届かない社会ですが、
どんな若い人でも年寄りには
すぐ席を譲ってくれます。
日本の方が教育は駄目だなと言いたくなります。
しかし、それよりも、
やっぱり自分は年をとったんだな、
これだけはごまかせないなあ、
という気持になります。

その私が20代、30代の着る服を
何とか着こなそうというのですから、
そもそもやること自体に無理があります。
しかし、私は同じ人と
同じ時に同じ話をしないように
心がけていますし、孫の話もしません。
愚痴もこぼしませんし、
失敗することもおそれません。
自分の持っている知識は長い間の体験によって
築かれたものですが、
自分の体験は過去の体験ですから、
未来にそのまま通用するとは思っていません。

そうすることによって
あまり年寄り臭く見えない方法があるとすれば、
若い人のファッションをうまく取り入れて
少くともいまより若々しく見える方法があっても
よいような気もします。
ただ、山のように
若者のファッションを仕入れてきて、
片っ端しから身につけて見ると、
身体に合うことは合いますが、
こちらがはずかしくなるようなコンビもあれば、
10才や20才は若くなったのではないかと
錯覚を起す姿カッコもあります。
はじめの頃は
白と黒のコンビネーションは派手すぎて
気になったこともありましたが、
もうなれました。
襟なしのシャツをジャケットの下に着ることにも、
もう違和感はなくなりました。
でも色合わせにはかなり神経を使います。
着て脱いで、また着なおして、
とやっていることが
人生の未熟者の仲間入りということになります。
このへんで心機一転を考えていられる方は
一回、実験して見たらいかがでしょうか。


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