第2103回
インターネットにはまだ未来があります

お金の通り路が新しく変わったおかげで、
日本だけでなく、
世界中に新しい成金がたくさん誕生しました。
「世界の工場」が中国に移ったために、
日本では不動産が大暴落して
財界のチャンピンが選手交替しましたが、
中国では新しい成金が続々と誕生しています。

しかし、そこに話を移す前に、
もう少し日本の新しいお金の通り路について
勉強して見ましょう。
供給が需要の伸びをオーバーして
デフレに落ち込んだことも
お金の通り路が変わる
大きな原因になっていますが、
時を同じくして
人と人をつなぐコミュニケーションの手段に
大きな変化が起りました。
インターネットによって、
パソコンとパソコンが直接つながるようになると、
人と人とのやりとりが変わるだけでなく、
お金の通り路も変わってしまうのです。

たとえばショッピングの方法は
終戦から半世紀の間に大きく変わりました。
ヤミ市から駅前商店街、
次はスーパーからショッピング・センター、
そこへコンビニが割り込んで客の奪い合い、
そして、インターネットを使った無店舗販売の登場、
皆それぞれにその道のチャンピオンが現われましたが、
なかでもインターネットは
新聞やテレビの広告に挑戦したばかりでなく、
そのお株を奪うようになりつつあります。
そればかりでなく、楽天のような架空商店街や
ヤフー、グーグル、
更にはアマゾンのような本屋さんまで
立派に成り立たせております。
インターネットを使って
ホテルや劇場のチケットの予約から
教育や病気の診断までできるようになると、
それにともなって
お金がインターネットを通るようになりますから、
いままで店を構えて仕事をやっていたのが
大きく形を変えてしまうのです。

インターネットの利用法は
まだはじまったばかりですから、
どこに新しい鉱脈があるかは
未知数と言ってよいでしょう。
一応、ベンチャーとして壁にぶっつかりましたが、
壁の向うにまだ道がひらけて行くことは
充分に考えられることです。


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