中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2290回
ロシアはあなたの常識を一新してくれます

昨日も述べましたように、
私たちの次のグループ旅行の行き先はロシアです。
中国にはすっかり行きなれたおかげで、
そのまた向うに行くのに
中国の航空会社をうまく利用する術も覚えました。
インドの時もそうでしたが、
ロシアに行くのに北京か上海に1回下りて、
それから出発するのがお金も安くてすむし、
身体も疲れないですむんです。

ロシアに対する私たちの印象はとても複雑なものです。
文学や芸術に親しむ人にとって
ロシアはトルストイや
ドフトエフスキーやチェーホフの国だし、
音楽や舞台に親しむ人にとってロシアは
チャイコフスキーやスタニスラフスキーの国です。
しかし、もう一方にレーニンやスターリンや
平気で掌を返すような
共産主義の総本山が頭の中に焼きついています。
その一方で、かって私がモスクワに行った時に案内してくれた
若くてとてもやさしい女性のガイドさんの
美しい表情も私の脳裏に焼きついています。
どれが本当のロシアなのか、
いくら議論しても結論は出ないと思いますが、
多方、それらの光景を
一つ一つうまくつないだのがロシアなんでしょう。

そのロシアがいまでは中近東に負けない産油国として
世界中のお金を稼いでいます。
軍需産業ではトップの技術があっても
民需はまったくの落第生だったロシアが
いままでと違う体制になったら
どんな国に成長するのか、
もしかしたら中近東よりも
ずっと個性的な発展をすることも
全くあり得ないことではありません。
少なくともイミグレーションを通る時は
検査官にニコリと笑顔を見せて下さいと
添乗員によけいな注文をされることは
もうないだろうと考えています。
それをたしかめることも
私の今回のロシア旅行の目的の一つですが、
昔のロシアを知らない人にとっても、
ロシア人のふだんの生活をすぐそばで眺めることは
自分たちのロシアに対する認識を新たにするよい機会です。
一年のうちでロシアを旅行する一番いいシーズンですから、
どうかこの機会をお逃がしにならないように。


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