中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2358回
「楽観主義のすすめ」を読んで見て下さい

私はかねてから物事を悲観的に考える人とは友達になるな、
と周囲の人たちにすすめています。
何事も悲観的に見ていると、
やること、なすこと、皆、駄目になって、
本当にその通りになってしまうからです。

だからと言って、何事もスイスイとうまく行くと考えて、
手離しで楽観していいというわけではありません。
困難はたくさんあるけれど、必らずそれを乗り越えられる、
最後はそこまで到達できるのだと
堅い信念を持つことが大切だと言うことです。

中国に今日の経済発展をもたらしたケ小平は揮毫を求められると、
好んで「楽観」という二字を書いたそうです。
毛沢東の腹心として重用されながら
何回も失脚してひどい目にあったケ小平は
最後まで希望を捨てず、
遂に改革開放政策を軌道に乗せました。
最後は独裁者に見えましたが、
ケ小平の実力をもってしても、慎重には慎重を期して、
やっと山を動かすような力を発揮することができたのです。

私にも「楽天家でないと生きられない」という著書があります。
楽天家であることが最終的には幸運をもたらすと信じています。
そういう基本的な考え方は
私の多くの文章の中を流れています。
私の著書を何十冊も出版したグラフ社が
私の数多い著書の中からそういう主旨の文章を集めて、
「楽観主義のすすめ」という単行本を出版しました。
いまはどちらかというと弱気の支配する時代ですが、
それにもめげず、希望を捨てずに生きたいと考えている人は
一回目を通してみて下さい。

恒例により、読者の中から抽選により10名様に
著者のサイン入りの本を贈呈しますので、
ふるってご応募下さい。
不運にも籤にもれた方は、
これで世の中は真っ暗だなどと考えないで、
本屋に一走りして下さい。
定価は税込み1200円ですから、
四六版の本としては安い方に属します。
読んでしまったら、そのまましまってしまわずに、
明るくて元気な友達か後輩にさしあげて下さい。
物事を暗く考える人とは友達にならないことも
あなたを成功に導く重要な条件の一つです。


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2006年8月24日(木)

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