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第2372回
ANTI AGINGの時代、いよいよ本番です

だんだん年をとってくると、
それに抵抗する気持が強くなってきます。
ANTI AGINGという言葉はそうした姿勢を現わしたものだと思います。
私は20何年前も前から
ANTI AGINGと名のついたクリームを使っていますが
年をとることに反抗すること自体がもともと無理な願望ですから、
年と共にだんだん年をとっていることが
鏡を見なくともはっきりわかります。

いまも月に一ぺん、病院に行って糖尿病、心臓病、耳鼻科、
時には眼科、泌尿器科のドクターの診療を受けていますが、
とりわけ心臓の専門家からはちょっとした心電図の異常があっても
口うるさく細心の対応を要求されています。
それに対して口ではハイハイと受けこたえしていますが、
内心では「そんな無理なことを言ったって!」と抵抗しています。
機械だって長く使えば、償却年数が終わってしまうのに、
人間の身体を若い時と同じように保つことが
できるわけがありません。
だんだん機能が衰えて言うことをきかなくなるのが当り前で、
現に私と同年輩の友人たちは次々と死んでしまって、
私は毎月のように花輪や香典の出費に悩まされています。
私だけが青年時代と同じように
自分の体調を維持できるわけがありません。
もちろん、向うもそれを百も承知の上で言っていることでしょうが、
それでも立場上、
私に万年青年のような内臓の働きを要求するのです。

私だって健康を維持することには私なりに努めています。
よく効くと言われる化粧品や健康食品を試すことでも
人後におちることはありません。
現に王振国先生独創の化粧水だって
人が10日かかって1本使うのを3日で1本使ってしまいます。
おかげで顔色も目立ってよくなりましたが、
顔よりも血の通りの悪くなった足先に塗って
ガサガサになった皮膚が
すっかりきれいになったのを喜んでいるところです。

そういう具合に私自身もその必要に迫られて、
若さの保持に熱中していますが、
気がついて見ると、新聞雑誌やホームページ
どこを見てもANTI AGINGという言葉が
やたらに目立つようになりました。
私だけでなく、社会全体が
素直に年をとることを
受けつけない時代になってきたのです。


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2006年9月7日(木)

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