中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2381回
パソコンの修理工を中国で養成するのはいかが

日本ではパソコンをいじらない人がいないくらい
パソコンが普及しています。
いま学校にかよっている若い人はもちろんのこと、
私のようにもうこの世でパソコンとは縁がないだろう
と観念していた年輩者までが毎日、
パソコンと向かい合って暮らしています。

しかし、パソコンの修理のできる人は、ということになると、
みんな他人任せです。
パソコンを売っている電気屋さんはたくさんあるし、
どこも値引き競争でお客を集めていますが、
こわれたパソコンの修理要員の確保には
頭を抱えているようです。
ちょうどパンを食べるのは日常の習慣になりましたが、
毎朝、2時か3時に起きて
パンづくりに精を出す職人を志願する人は
先ずいないでしょう。
朝まで徹夜してパソコンと向いあっている人はたくさんいますが、
朝早く起きて働けと言われたら、
日本の若者はみな逃げ腰になってしまいます。
ですから私は大陸で先ずパン粉の練り方から教えて、
パンづくりの高等技術は
日本に見習生として招聘してから教えるシステムを考えています。
もしパソコンの修理をする学校を中国につくって
定期的に基本を教え、あるていど技術を習得してから、
見習生として日本に迎え入れたら、
本人たちも喜ぶし、日本側も大助かりです。
そのためには日本側が
パソコンの技術を教える先生を向うに送り込んで
人材の養成をするところからスタートするよりほかありません。
もし日本にそういう学校を経営している人がいて、
両国間にまたがって人材を確保したい
と考えている学校経営者がいたら、
中国に教室をつくるお手伝いを私がします。

恐らくそれに負けず将来、必要なのは
老人の面倒を見る介護要員の養成でしょう。
専門知識のない介護要員なら少々教え込んだら、
とりあえずの役には立ちます。
でもそういう人は日本の国が入国を認めません。
となると看護師の資格を持ったプロが必要になりますが、
日本の国家試験に合格しないと
日本で就職することはできません。
2国にまたがると
思いもよらないハードルが色々と生ずるものです。


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2006年9月16日(土)

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