中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2382回
2国にまたがる職業教育には思わぬメリットが

2国にまたがった成人教育を考えると、
さまざまなハードルがあって実現が容易ではありませんが、
その分、うまく達成できたら、
それに倍加するメリットがあります。

日本では3Kに属する仕事に
従事する人がいなくなりました。
鋳物をつくったらり、メッキの作業をしたり、
高層建築の鉄骨を組んだりする仕事は
外国人労働者に頼るよりほかなくなっています。
単純労働なら昨日まで畑仕事をやっていた者を連れてきても
間に合いますが、熟練を要する作業となると、
専門知識と熟練が必要になります。

介護の仕事などまさにその一つで、
ただ付添いのおばさんでよければ
お金さえ出せば何とか間に合いますが、
プロとなると、専門知識が必要なだけでなく、
国家試験に合格する必要もあります。
それを2国間にまたがって配置するとなると、
たちまち言葉の問題が表に出てきます。
私が日本語学校と中国語教室をつくったのは、
この国際化の時代に何はさておいても
意思の通ずることが必要だと考えたからです。
いま構想している国際教室は、
そこにどんな職業学校をつくっても、
双方の言葉に通ずる先生たちがいて、
同時に生徒たちに日本語も教える準備もしていますので、
卒業して日本に送り込んでも、
また日本からの進出企業に勤めても
片言の日本語ができるように仕込むことはできます。

たとえば将来に備えて
日本で働く看護師の学校をやりたいと言ったら、
現地で病院を経営している院長さんから
「うちでも看護師は欲しいし、
 看護師の学校をつくることには興味があります」
と言われました。
それなら中国の人に経営してもらってもいいのですが、
日本で介護の教育をやっている学校とつなぎあわせて
看護師の養成をすれば、
もっと効果があがるのではないでしょうか。
中国で看護師、介護員の学校をやることに興味のある人は
どうぞ手をあげて下さい。
すぐにも具体化する第1の候補地は
寧夏回教自治区の銀川市です。


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2006年9月17日(日)

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