中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2526回
山東省の工場見学に参加されたい方は

この次の考察団に山東省を選んだのは、
孔子の生まれ故郷である曲阜に1回、行ってみたいと
言葉をかけてくれた人が多かったのと、
私が中国の成長株に注目するようになると、
山東省にその候補にあげられる企業が意外に多かったからです。
なかでも山東羅欣は小型製薬会社の代表格だし、
墨龍石油機械は石油ブームで最も注目を浴びる
採掘機械の唯一の上場会社です。
本当は使い捨て医療用品メーカーの山東威高も
有力候補だったのですが、
株価があッという間に10ドルを超えてしまったので、
割愛せざるを得なくなってしまったのです。

もう一つは深圳B株で最も株価の高い張裕ワインで、
これも株価が40元台と、B株で最高の株価になっていて、
とてもその後は追えないのですが、
こちらは工場見学に行くとワインの試飲ができます。
まさかと思うかもしれませんが、
このワイン・メーカーの開発を指導したのは
山梨県でルミエールというワイン・メーカーを経営している
塚本俊彦さんなんです。
合弁の難しさを如実に物語る一幕もありましたが、
いまでは中国を代表する
トップのワイン・メーカーに成長しました。

山東省は沿海地域では最も貧乏な省ですが、
日本とは縁も深く、
青島市には日本企業もたくさん進出しています。
また見習生として日本に派遣されている
若者の多いところでもあります。
これらの工場を見学したあと、
4月12日に煙台から上海にとんで
4月13日(金)にいつもの通り
上海永華大楼で、上海邱友会と合同の中国株研究会を開催し、
16日に出発した成田と関空へそれぞれ帰ることになります。
なお上海邱友会は
考察団に参加しない人たちが
中国株研究会のために考察団と合流して開催しますので、
日本からわざわざ出かける人もあれば
中国に在住の方の参加も可能です。
会を重ねるにしたがって参加者がふえて
毎回お断りすることが多くなりましたので、
なるべく早目にアジア交流センターに申し込んで下さい。


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2007年2月8日(木)

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