中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2525回
4月の考察団は孔子の故郷山東省へ

いま私たちは広州からバンコックに向う旅行の途中ですが、
4月になると、中国の北部にも春が訪れますので、
この次の中国投資考察団は
山東省へ行くスケジュールを組んでいます。

山東省と言えば、何と言っても孔子の生まれ故郷です。
私は孔子廟の総本山のある曲阜を訪れたことがあります。
「論語読みの論語知らず」
と言う通り、
小学校や中学校の漢文の時間に、
論語を棒読みさせられて、
それで孔子の思想を理解しろと言われても無理な話です。
浮世の風にさらされて、
さんざな目にあわされて、
なかなか思い通りに行かない人生を味わってから、
改めて読みなおして見ると、
なるほどと思い当るのが儒教の教えなのです。

煮ても焼いても食えない中国人の社会で2千年にわたって
支配的な役割をはたしてきた孔子を生んだ曲阜の地は
一ぺん行って見るだけの価値があります。
来る4月6日(金)に成田と関空から出発して先ず北京に2泊、
8日(日)に山東省の省都済南にとんで、
済南からバスで孔子廟の総本山のある曲阜に1泊します。
次の日に曲阜から臨沂という
沂江という河に臨んだ都市まで足を伸ばします。
それはこの町にある羅欣製薬という香港GEMに上場されている
製薬会社の本社工場を見学するためです。

羅欣製薬は中国株の中で今後かなり成長をする企業の一つとして
とりあげた株ですが、
もうすでにかなり暴騰してしまいました。
ここから先まだ買えるかどうかは
皆さんがご自分で工場をごらんになり、
経営者の抱負をきいて判断するよりほかありませんが、
年々所得水準の上がる中国で製薬株が成長株の仲間に入ることに
異存のないところだと思います。

臨沂から北に向って寿光市まで行くのは、
中国で只一社、採油設備メーカーとして注目を浴びている
墨龍石油機械の本社を見学するためです。
何しろ国内だけでなく
海外にも輸出されるようになりましたから目が離せません。
帰りは4月14日(土)に上海からですから、
4月6日から14日までの時間のあけられる方は
どうぞアジア交流センターにコンタクトして下さい。


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2007年2月7日(水)

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