中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2573回
大暴落はチャンスと考えて行動して下さい

株が大暴落をすると、もっと下がるのではないかと
大あわてをする人があります。
なかには下がるハナに売っておいて、
もっと下がったところで買い戻せば、
おこづかいを稼げると離れ技を自慢にする人もいます。
でも人間、そんなには器用には動けないものです。

株の下げる時は突発的に起ります。
予感が働くという人もおりますが、
実際に起ってみないと起った実感はないのですから、
誰にとっても突発事件であることに変わりはありません。
ですから即座に対応できる人はそんなに多くありません。
実際に行動に出るのは次の日か、
そのまた次の日ということになります。
しかし、次の日はその次の日もっと下がるかも知れないと考えて、
売り出動も買い出動も控える人が多いと思います。
そして、3日目にいよいよ腰を据えて手を出す姿勢を整えると、
もう相場は戻り足になって、
結局、出動するチャンスを失ってしまいます。
株を長くやっている人なら大抵は一度や二度、
そういう経験をしているのではないでしょうか。

そして、その次に実際に起ることは
株価が全く元に戻るかというと、ダウ平均は元へ戻るとしても、
すべての株の株価がそっくりそのまま元へ戻るということは
先ずありません。
一ぺん、暴落の洗礼を受けると、
ふるいがかかって色あせた株は鳴りを鎮め、
次に成長する株と入れ代わります。
相撲の番付が変わるように、上場企業の番付も入れ代わるのです。

ですから大暴落に際して必要なことは、
実際にそれが起る前に、
この次、自分が欲しいと思う株をふだんから見つけておくことです。
同じように、できれば、自分が手を離したいと思っている株を
ボツボツ売りに出しておくことです。
決してそうした愛想のつきた株が
元に戻るのを待っていてはいけません。
待ち時間が長いだけでなく、元へ戻るようなら、
それは長い冬眠を終えて、
いよいよこれから一花咲かせる株であることですから、
あなたの見立て違いを証明することになります。

と、ここまで書いて私が言いたいことは何かというと、
株をやる人にとって大暴落は災難ではなくて、
チャンスだということです。


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2007年3月27日(火)

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