中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2636回
ベトナム株を勉強するためにホーチミンへ

この前に私がホーチミン市に出かけたのは
もう2年も前のことです。
もうそろそろ証券市場も
外国人に開放されるのではないかと考えて
証券取引所の見学にも行きました。
取引所は古い建物の中にあって、
私たちの頭の中にある取引所からほど遠い貧弱なもので、
上場会社も十何社ていど、なかで最も人気のあるのは
冷蔵機をつくっている会社ときいて、
これじゃまだまだだなあという印象を受けました。

まだ日本語のできるセールスマンもいなかったし、
証券会社の店づくりの方が証券取引所の中よりましだったので、
外国からお金を持ち込んできて大丈夫だろうか
と一抹の不安もありましたが、
その反面、こういう段階から
ベトナムの証券取引所にかかわったら、
ベトナム経済の発展が本格化するに伴って、
将来ベトナムの野村證券くらいにはなれるんじゃないか
と同行した金融関係の人にけしかけました。
でも残念ながら興味を示してくれた人は一人もいませんでした。
私としては、
もしこんな海の物とも山の物ともわからない時点で
開拓者の役割をはたす青年がいたら、
私がスポンサーになってもいいとまで言ったのですが、
いざとなるとパイオニアの名乗りをあげる人は
なかなかいないものですね。

反対に同行した異業種の人の中には
「そうだ、そうだ」と共鳴する人があって、
日本へ帰ってからもすぐに廻れ右をして
再びホーチミン市を訪れ、
その時知り合いになった証券会社に出かけて行って
ちゃんと口座をつくって取引を開始した人も何人かいました。
その後のベトナム株の上昇ぶりと、
投資家たちの関心が一変したことはご承知の通りです。
まだスケールが小さいせいもありますが、
上場前から人気が集まって
忽ち上場値段の何倍にもなるという
異常な現象が続いていますが、はたしてその通りなのか、
株を買ったのはいいが、
そのまま証券会社ごとドロンしてしまったらどうしようと
誰もが不安に思っています。
それをこの目で確めなくっちゃと考えて、
とうとう私も北京から
ホーチミン行きの飛行機に跳び乗ったのです。


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2007年5月29日(火)

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