中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2679回
銘源医療の上海工場見学にまいります

バイオの話の続きですが、
常茂生化の再見学のあと、上海へ出てから、
癌の診断用のプロテイン・チップを開発して
いま業績を急展開で話題になっている
銘源医療の上海工場の見学にまいります。
この会社の本社は私の香港オフィスの
三、四軒先のビルの中にあって、
前に一度、訪問したことはお話をした通りです。

この会社は不動産関係の仕事をやっていたのですが、
二、三年前に医療関係に進出し、
癌の早期発見をするテスト・チップを開発してから
急速に業績を向上させ、
遂に他の事業を一切片づけて、
医療事業を専業にするようになりました。
そのために昨年度は売上げは減少しましたが、
利益は逆に急上昇して、
6月中間期に0.01元、年度末にも0.01元と
配当ができるようになりました。
ことしになってこのプロテイン・チップが
中国人寿に採用されるようになったので、
売上げの増加が見込まれるようになり、
ことしは年間を通じて25%から30%の
売上げ増が見込まれています。
上海の新工場は
そうした売上げ増に対応してつくられたものであり、
いまは朝日の登る勢いで新体制を組んでいるところです。

保険業はこれからの成長産業のトップに位置しており、
そのおこぼれを、それも高収益含みでいただくわけですから、
急成長銘柄の仲間入りをすることが期待されています。
このコラムを見て投資家の人気が集中すれば、
更に一段の上昇が考えられますが、
私が次々とあげてきたバイオ関係の銘柄は
目先のあげよりも
そのあとの方がずっと息の長い有望銘柄であることを
先ず頭に入れておいて下さい。
株価があがって一段落ついたところが終点ではなくて、
そこが出発点になって本格的な上昇がはじまるのです。
以上あげてきたいくつかの銘柄は
銘柄によって早い遅いの違いはありますが、
息の長い人でないとつきあいきれません。
話をきいて工場見学に参加したい
と思う人もいるかも知れませんが、
考察団も上海邱友会も既に大入り満員なので、
もういまからでは間に合いません。


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2007年7月11日(水)

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