中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2688回
旧満州も一走りして中国株研究会は北京で

シベリアとモスクワでは
もちろん開発のスピードが違うでしょうが、
ロシア政府は石油や天然ガスの開発で味を占めていますから、
これまでよりずっと熱心に
シベリアの資源開発にも力を入れるようになると思います。
しかし、ロシアとの交渉では
どこの国も煮湯をのまされていますし、
最近のサハリンの天然ガスへの共同投資でも
同じことがくりかえされていますから、
政府よりも個人の方がもっと緊張しています。

ロシアに商売に行く日本人の個人投資家は
あまりきいたことがありませんが、
中国人は隣接する国々にすべて進出しており、
シベリアや旧ソ連の国々も例外ではありません。
メイド・イン・チャイナは日本では進出日本企業の製品を除いて
あまり人気がありませんが、
シベリアでもインドでもそれなりの市場をもっています。
中国人が移住してチャイナ・タウンが次々とできて行くので、
シベリアでも移住や営業の条件がきびしくなり、
両国間の政治問題にまで発展しています。
そんなことについても何ひとつ知らないのが日本の現代です。
また、だからこそ
シベリアを一走りして見る必要があると思ったのです。

9月は北の方はもうそろそろ寒くなる季節ですが、
帰りはハバロフスクからハルビンにとび、
翌日は長春(昔の新京)に出て、
そこから高速道路を3時間走って、
天仙液で有名な癌の先生
王振国さんの漢方の薬草園のある通化市の見学をして、
瀋陽(旧奉天)へ出て一泊します。
今回は上海に寄りませんが、
9月25日(火)に考察団と邱友会合同の
中国株研究会を北京で開催します。
企業見学をどこにするかはまだ決まっていませんが、
考察団は三全公寓に泊まりますので、
邱友会でわざわざ日本からおいでの方は
部屋があるかどうか問い合わせて見て下さい。
満室の場合は近所のホテルをお世話できると思います。
シベリアまで足を伸ばすのは多分、
今回きりですから、
興味をお持ちの方は時間をつくって是非ご参加下さい。
観光向きにできていないところですから、
少しお金がかかるようですが。


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2007年7月20日(金)

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