中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2740回
「中国を勉強する会」も中身は「中国株研究会」

もう1ヶ月近くも前のことですが、
北京で「中国を勉強する会」をひらきました。
ちょうどお盆休みだったせいもありますが、
「もしもしQさん」のコラムで募集をかけると、
僅か1日で予定の人数が集まり、
30何名もキャンセル待ちがでてしまいました。
北京の三全公寓には
50名以上の集まりができる大きな会議室がないのです。

勉強会は2日間にわたり、
宿泊設備は別料金で三全公寓に泊った人もあれば、
ご自分で予約した人もありました。
「中国を勉強する会」ですから、
「どうやって中国語をマスターするか」
という話もあれば、
「どうやって中国ビジネスに対処すればよいか」
というスピーチもありましたが、
実際に集まった人たちにきいて見ると、
ほぼ半分は北京がはじめてという人たちでしたが、
ほとんどが中国株をやっている人たちでした。
本当は投資考察団に参加したいけれど、
お勤めや仕事の関係で9日間も日本を留守にできないことと、
お金がかかりすぎるために断念していたのを
やっと思いがかなって参加された方がかなりおられました。
考察団に比べて年の若い人の参加が多く、
なかには未成年の人もいるのにはびっくりしました。

こうなると、経営の話よりは株の話に人気が集まり、
全神経を集中して片言もききのがすまいという人が多いので、
当然、30万円からスタートして
9億円まで中国株でふやした人の話に耳を傾ける人が多く、
しんがりをつとめた私も
中国株を話題にするよりほかありませんでした。
とても皆さんに満足していただきましたので、
「連休時にまたやって下さい」という申し込みも多く、
「上海でやって下さるなら」
とその場で参加者の3分の1から申し込みがありました。
「一国一城を志す人」よりも、
「中国株で一儲け」という人が多いのは当然のことですから、
私も時の勢いに従うよりほかありませんが、
どうか「上海で一旗あげたい人」も集まって下さい。
こちらはご自分の一生を決定する仕事ですから。


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2007年9月10日(月)

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