中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2742回
大暴落の時は損をしている株を売れ

「山高ければ谷深し」と言いますが、
ずっと高値を追っていたのが一転して谷底に向うとなると、
「こんな値段になってもまだ投げる奴がいるのか」
とこちらがびっくりするような下値で売ってくる人がいます。
そういう人のおかげで
大暴落はいつでも勝負のしどころになりますが、
下げた時一番困ることは
こちらも手持ち資金をそんなに持っていないことです。

日本なら信用買いという手が残っていますが、
私は「借金をして株を買うな」
という戒めを忠実に守っていますので、
日本株はもとより中国株でも
銀行から借金して株を買ったことはありません。
どうしてかというと、
手持資金なら株価がいくら下がっても
ジッと我慢すればいいのですが、
借金だと利息のこともあるし、返済する期限もあって、
つい平常心を失って判断を誤ってしまうおそれがあるからです。
株でも事業でも
大事なお金で運営することに変わりはありませんが、
株の場合はお遊び半分と思えば、
損をしていても損切りをしなくてすみます。

その代わり、有望な株が見つかれば、
つい有り金そっくりはたいてしまいますから、
手元不如意は皆さんだけではありません。
そこへ大暴落が来れば買い出動したくても軍資金がありません。
そういう時にどうするかという
と大抵の人はガマンをしますが、
もう一つの方法は損をしている株を売ることです。
大暴落をしている時は損をしている株も値下がりしています。
でもかねて買いたいと思っている株も値下がりしていますから、
損をしている株を売って
これから値上がりする株に乗りかえればいいのです。

暴落時に利の乗っている株を売ってはいけません。
損をしている株を売るのです。
利の乗っている株を売って損をしている株を残すと、
手元に損をした株ばかりが残ってしまいます。
世界中のボロ株ばかり蒐集していることになってしまいます。
株で儲かる人と損をする人の違いは
損切りの仕方によってきまるのです。
「損して得とれ」と昔から言うじゃありませんか。


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2007年9月12日(水)

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