中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2748回
ベトナム投資考察団はすぐ締め切りです

世間ではBRICSと言って、
ブラジル、ロシア、インド、チャイナと
人口と面積の大きいところを並べ立てていますが、
工業化の進展のスピードに関する限り
中国の次はベトナムだと私は見ています。
人口が多くても工業化に向いた国とそうでない国があるし、
人口が少なくとも
金儲けに向いたスポットとそうでないスポットがあります。
ベトナムは8千何百万の人口を擁していますから、
そう小さなブロックではありませんが、
もともと共産主義に向いた国民性ではないので、
一旦、共産化しましたが、
いまはその反対の方向にまっしぐらに走っています。
中国が人手不足におちいって人件費があがりはじめたら、
労働集約的な生産事業は
大変な勢いでベトナムに移ってくると私は見ています。

したがってベトナムの株式市場は
10年あまり前の中国によく似ています。
4年前に考察団で行った時はホーチミン証券取引所の上場企業は
10何社しかありませんでしたが、
いまはハノイにも取引所ができて、
両方あわせて150社くらいになっているときいています。
証券会社も許可になったのが50社ほどありますが、
実際に活動しているのは10社あまりで、
外人投資家の扱いがいいとは言えず、
長期保有が常識になっている日本人では手数料が稼げないので、
月に100ドルの管理費を要求する証券会社もあるときいています。

ずっと高値を更新していたベトナム株が
世界的な株安の影響を受けて3割方おちこみました。
投機色の強い証券業界は
軒並み赤字に悩まされはじめましたが、
新参者にとってはいいチャンスです。
私どもの投資考察団は来る11月19日から27日まで
8泊9日のスケジュールでホーチミン、ハノイ、
香港の順序で動きますので、
ベトナム株、中国株にご興味のある方はふるってご参加下さい。
香港では「アジアの時代の海外投資」
について講習会をひらきます。
飛行機の席にも限りがありますので、
ご参加になりたい方は大急ぎで申し込んでください。
満員になり次第、締め切らせていただきます。


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2007年9月18日(火)

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