中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3325回
トマトづくりとケーキづくりはいかが?

オリジナルの物づくりをしたい人集まれと言いましたが、
オリジナルであることを要求されているのは
ケーキやパンだけではありません。
またオリジナルを要求されているのは何も中国だけではありません。
日本は成熟化社会になった上に、
不況によって消費が減退しているので、
どんな商売もピンチにおちいっていますが、
そうした中にあって小さなケーキ屋だって
お客が行列をしている店があるのです。

いま私は完熟トマトを
中国で大量に生産するプロジェクトを進行しています。
トマトの栽培に適した環境のところで日本の10分の1のコストで
日本でも人気のある完熟トマトをつくったらどうなるか。
日本では中国からトマトを輸入するのを許可していませんので
日本の市場で一戦交えることはできませんが、
中国の所得は大へんな勢いで上昇していますので、
上海や北京で新しい市場を開発して行けると見ています。
私に道をひらくチャンスをあたえてくれた
中国の地方政府の反応は一声100万坪ですから
やっと法人経営に小さな窓をひらいた
日本の農業政策とはわけが違います。
日本の進んだ農業技術を大規模農業に適した土地と
豊富な労働力を備えた中国で展開すればどんなことになるか。
この分野でも農業技術を身につけた若い人の活躍舞台があります。

と同時に完熟トマトをケーキづくりに応用しているケーキ屋さんが
私の東京の家に近い中目黒にあると日経ビジネスで読んだので
すぐに訪ねて見たら、
さして人通りの多いところでもないのに、
若い女性たちが4、50人も行列をしてケーキを買っているのを見て
とてもびっくりしました。
デパートでもお客より売り子の方が多い時世に、
ケーキを買うのに行列をする店もあるのですから、
大きな商売より小さな商売の方が
工夫の余地が大きなことがわかります。

同じ商売のやり方が
成長過程にある中国でこれから起ることは間違いありません。
ですから大規模農業に興味のある人と
食品の加工販売に情熱を燃やす人、
どちらにも新しいチャンスがあります。
勉強すればズブのシロウトでも忽ちプロになれるのです。


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2009年4月17日(金)

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