中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3427回
見える景色の向うを見る努力を

かなり昔に私がプレジデント社から出版した本に
「変化こそチャンス」というタイトルの本があります。
最近ではオバマ大統領も選挙のスローガンに
「チェンジ」という文句を押し出したくらいですから、
別に目新しいことではありませんが、
あなたがジッとしていても世の中は次から次へと変化して行きます。
新しい変化に対応して行けなければ、
あなたが絶対大丈夫だと確信して就職した会社だって
どうなるかわかりません。
ですから自分の就職先のことだけでなく、
世の中がどんな方向に変化しようとしているかについて
いつも神経を尖がらせている必要があります。

過去のことなら既に起ったことですから
勉強すれば大体のことはわかります。
人類の歴史を見れば未来のこともわかるという人があります。
いまの人間が昔の人よりも賢いとはとても思えませんから、
未来と雖も同じ愚をくりかえすに違いないという意味では
全く頷けないことではありません。
しかし、次の時代に起ることは
過去に起ったことと違うと考えた方がいいのではないでしょうか。

経済の予想をするプロの人たちはよく過去の例をあげて、
次にはこんなことが起るだろうと
したり顔の講釈をする人がありますが、
次に起ることは過去と違うと考えた方が
確率が高いのではないでしょうか。
しかし、そのためには
次にどんな変化が起るかを予想する必要があります。
私たちの目で見える景色には限界があります。
その限界の向うにある景色を予想するのですから
人間業ではありません。
でも次の時代を生きるのですから
「見える景色の向うを見よ」と私は自分にも言いきかせ、
私の周囲の人たちにもすすめています。

未来を予測するためのデーターは目の前にあります。
その向うを予測するためにはカンも努力も必要です。
そのために使う時間は
すべてあなたを一まわり大きな人間にするために必要な
プラスの時間です。
わけても株をやる人にとっては
いくらかけても足りない時間と言ってよいでしょう。


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2009年7月28日(火)

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