中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3496回
今年最後の考察団は深圳、海南島、香港です

12月の中国投資考察団の旅程が決まりました。
もう2009年も年越しのシーズンが押し迫まりましたが、
年末は寒風を避けて先ず成田と関空から香港にとび、
そのまま船に乗りかえて深圳に渡り、
深圳と東筦に1泊ずつして、
アメリカへの輸出産業で我が世の春を謳歌した
広東省の経済特区とその周辺が
金融不安に続く実体経済のピンチでどの様に被害を受け、
且つどのように生き残りを図っているかを視察します。

中国が「世界の工場」になることを請負ったということは
世界中の公害を一手に引き受けたということでもありますから、
私は前回の考察団では先端産業よりも
汚染された環境のゴミ処理を手がけている
東江環保の見学を優先させました。
そのせいで同社の株価も1ドル未満から6ドル近くまで
買い上げられて人気を呼びましたが、
中国が株安の嵐に見舞われると1.5ドルまで売り叩かれました。
それが何とか2ドル台に戻ってこれからどうなるのか、
投資家たちが再び注目をするところにさしかかっています。
産業界がピンチのさなかでも、ゴミ処理はふえる一方ですが、
中国を先頭にアジア経済の恢復がはじまると、
はたしてどういう動きになるのか、
もう一度、現場まで見に行かないと
気のすまないところまで来てしまったのです。

また東莞は台湾と日本の労働集約的な工場が
一番たくさん集中したところで、
一頃は大へん威勢がよかった反動で、
工場と従業員を置去りにして経営者が夜逃げをするケースも
少くはなかったときいています。
それでも整理が終われば、また新しい仕事がはじまります。
その実績をこの目で見てから海南島の海口三亜を一廻りして、
香港に戻り福臨門で邱友会と合同の株式勉強会をやります。
12月1日(火)から9日(水)まで8泊9日の旅程なので、
ことし下半期の勉強会でいい業績をあげた人は
続けてご参加になって下さい。
また来年は強気の展開になると見る方も
欠かせない勉強会になる筈です。


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2009年10月5日(月)

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