中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3549
ご一緒にカーニバルを見に行きましょう

来年の2月はブラジルの勉強に参ります。
2月15日(月)から2月27日(土)までの2週間の旅行です。
これまでの考察団で一番遠いところなので、
日本から出発してアトランタで飛行機を乗りかえ、
ブエノスアイレスに着くのは丸1日かかります。
帰りも丸1日かかりますので、
航空運賃がとても高いのです。
とりわけビジネスの割引がなくて、
運賃が倍になってしまうので、
ビジネスに乗る人は覚悟をして下さい。

でもブラジルがはたしてBRICSのトップを走っているのか、
どうぞご自分で確かめて下さい。
インドもロシアも皆で見てきました。
インドでは高速道路を
スズキの小型車が牛の群れをよけながら走っているし、
ムンバイの証券取引所では上場会社5千社のうち
整理ポストにおかれているのが2千社とききました。
ロシアでは石油を売った莫大な利益はほとんどが
少数の人が支配する政府が握っているし、
新しい建築現場は見当らず、
美人は多いけれど、男たちは昼間から酔っ払っていました。

はたしてブラジルは高度成長の最先端を走っているのか、
ご自分の眼で見て下さい。
領土が広くて資源の多いことは既に開発がすすんでおり、
2兆ドルも外貨を貯めた中国が狙っていますから、
開発はドンドンすすむでしょうが、
国が栄えるかどうかは一次産業が決定するわけではありません。

しかし、買う株がなくとも、
音にきくアマゾン河もあれば、
イグアスの瀧もあるのですから
24時間、飛行機に揺られても、
一生に一ぺんくらい地球の裏側を覗きに行くのも悪くはありません。
私はブラジルは2回目ですが、
見ていない物はまだたくさんあります。
BRICsを一通り見てしまえば、
投資はどこでやり、お金はどこで使うか、
迷わずに人生の駒を進めることができるのではないでしょうか。
考察団はこれから深、海南島、香港に出かけるところですが、
来年はブエノスアイレスとサンパウロで会いましょう。


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2009年11月27日(金)

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