中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3617
地場産業と組んだ新しい観光都市づくり

西安や成都は歴史のある観光都市ですが、
時代が変わると、その時代なりの新しい観光都市も誕生します。
雲南省の一番西のビルマに隣接する
騰冲(タンツオン)という温泉町は目下、
建設中の新興観光都市です。

もともと温泉の出る火山地帯にある温泉町で、
日本からヒントを得た熱海温泉という名の温泉があります。
ビルマは翡翠の産地として有名ですが、
地続きなので、翡翠の産地として玉を売る店が並んでいます。
また最近は普洱茶の産地としても注目され、
普洱茶の本場として有名な思茅市と
覇を争うメーカーが何社も現れました。
雲南省でつくられる茶にだけ普洱茶という名称が許され、
ブームに乗って産地が全省に拡がったのです。

騰冲県はたまたま私がコーヒーの栽培をしている保山市に所属し、
私が日本の製茶技術を導入して
普洱茶の品質向上に盡力したいと申し込むと、
保山市の副市長さんが地元のメーカーや県長さんまで動員して、
合弁のチームづくりまでしてくれました。
邱友会のメンバーに静岡県のお茶屋さんがあり、
2、3年がかりで日本のやり方を現地の茶畑で実験したので、
どうやら現地生産のできるところまで漕ぎつけたのです。

工場を建設する敷地も決まり、
恐らくこれから1年がかりで生産に着手できるでしょうが、
私は地場産業の振興を旗印にしているので、
(1)普洱茶の品評会の開催。
(2)ワインと同じようにストックするほど値打ちのでる
   普洱茶のストックをする倉庫づくり。
(3)有機栽培の普及。
(4)日本風漬物の現地生産。
(5)ダッタン・ソバの企業化、
それにこれまで7年かけて拡げてきた雲南コーヒーの
大規模化といったプログラムが次々と控えています。

そうした地場産業の振興と新興観光都市の発展を
うまく組み合わせる大きな仕事が控えているので、
そう簡単にはあの世に行ってしまうわけにも行かなくなりました。
今年は何回もビルマとの国境まで足を運ぶことになりそうです。


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2010年2月3日(水)

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