中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3630回
なぜそんなに度々香港に行くのか

去年の12月の香港旅行のあと、
息もつかずにまた香港を選んだのにはわけがあります。
金融不安の直撃を受けたあとに、
政権交代した新内閣が次から次へと打ち出した政策を見ていると、
臆病なお金は居ても立っても居られなくなります。
何しろ40兆円しか税収のない日本で
90兆円の予算を組むということは、
あと何年かたったら、そのへんでうろうろしているお金が
一網打尽にされることを意味します。
増税で賄うか、紙幣を乱発してインフレで国債を帳消しにするか、
2つに1つしか考えられないので、
お金の持主がポヤポヤしていても、
お金の方が真っ青になって逃げ仕度にとりかかっているのです。

景気が悪いさなかにも拘らず、
円高が続いていますから、
円を他の通貨に換えて海外投資をするには
有利な環境になっています。
1ドル100円とか110円で兌換するよりも、
1ドル90円台、80円台ならもっとたくさんの外貨が手に入ります。
中国株を買うのだって、
ベトナム株やタイ株に投資をするのだって、
いまが絶好のチャンスなのです。

それをどこの国からやるのが有利かについては、
香港は
(1)利息に税金をかけない。
(2)配当金に税金をかけない
(3)1年以上持っている不動産の売却益に税金をかけない、
その上、香港企業が海外で稼いだ利益には
税金をかけないというおまけまでついているので、
アジア中の臆病なお金が次から次へと
香港に向って駆け込んできています。
もちろん、日本の法律とかちあうところもありますから
どうすればいいかをご自分で研究工夫する必要があります。
そのためにはしょっちゅう多く香港に足を運び、
見聞を広くする必要があります。
まさにその時期が到来したと思うようになったので、
あちこち見学した後に
香港で最後の仕上げをするチャンスをふやしたのです。
3月12日から20日までの第62回投資考察団、
あるいは19日の福臨門で開催する
香港邱友会にだけ参加されたい方は
その旨、ハイハイQさんに申し込んで下さい。


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2010年2月16日(火)

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