第4225回
新しい「実務手帖」に是非千円を

来年の「邱永漢の実務手帖」ができてきたことは
昨日、お知らせした通りです。
ハイＱのお客さんは編集部とのおつきあいと思って、
１人少くとも１冊お買いになって下さい。
税込み１冊が1,000円で、送料は当方が負担します。
どうしてこんな宣伝をするかと言うと、
１人でも読者が多いと、編集部の励みになるからです。
1,０００円全部が利益としても、
編集部が維持できて行くわけではありませんが。

来年の実務手帖の表紙には「狭い日本で勝負をするな、
災難はまたとないチャンス。
八百長とわかるような下手な相撲をとるな」と書いてあります。
空前の円高になって、
優良企業の大半が生産基地を海外に動かしていることが
毎日の新聞を賑わしていますが、
これは何も企業にだけ起っていることではありません。
個人も財産も海外大移動がはじまろうとしているところです。
但し、そうは言っても地元にしっかり根を下ろした
大多数の植物人間には馬耳東風でしょうが。

「実務手帖」に新しく加わった改訂は
旧暦が書き込まれていることと、
中国の祝日が加わったことです。
またご主人や職人が老齢化して有名店で廃業する店がふえたので、
私のすすめるうまい店にかなりの入れ替わりがありました。
推薦する私も老化して
昔ほど新規開拓のチャンスがなくなりましたので、
皆さんからのご推薦を歓迎します。
日本だけでなく、
中国もレストランの新陳代謝は激しくなっているのです。

なお「実務手帖」ではアドレス・ブックが別冊になっていますが、
これは毎年、連絡先の書き込みをするのは大へんなので、
前年度分をさしかえるだけですませるためです。
１年分か、２年分、さしかえるのはかまいませんが、
毎年それでもすむようになったら、
もうそろそろ第一線から隠退ですね。
何気ないことですが、手帖に教えられることも結構あるんですよ。

では新しい手帳のために是非、1,000円送ってあげて下さい。