中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第4310回
無人食品オートメ工場の進出はいかが?

中国ではこの4、5年で食生活のレベルもかなり向上し、
衛生に対する関心もかつてないほど強くなりました。
するとそれを裏切るような偽物づくりが横行して、
食用油から卵まで偽物がスーパーの店頭まで賑わしています。
食べ物に支払われるお金がふえたおかげで、
カルフールやウォールマートなどの欧米の一流スーパーが
全国隅々までチェーンを拡げていますが、
それらのスーパーの表示にさえインチキがあると言って、
容赦なく罰金を課しています。
あまりもの仕打ちに閉店の動きさえ見られますが、
こうした動きの中には衛生管理という大義名分もありますが、
インフレを抑えるための役人による嫌がらせもからんでいます。

ということは食品の世界で
かつてなかったほどの大きな変化が起きているということですが、
それに見合ったレベルの悪徳商法が
かつてないほど横行しているということでもあります。
デパートやスーパーなら大丈夫だろうという
消費者の心理もありますが、
それを裏切るような悪徳商法が横行して、
買物をする人は片時の油断もできません。

ですから物を買う人は先ずどこの国の製品であるかを見ます。
先進国からの輸入品なら先ず安心ですが、
その次は先進国のメーカーが中国で生産している食品です。
その点で日本製品は評価が高く、
衛生管理もちゃんとしていて手抜きがないと信用されています。

もしそうだとしたら、
原発の影響下にある地域の製品は当分駄目ですが、
日本人がその技術と衛生管理を伴った
食品の現地生産を中国でやったらどうでしょうか。
日本でやっているような
衛生管理の整った食品のオートメ工場を中国でやったら、
工場見学を消費者に公開しただけで
忽ち一大ブームになるのではないでしょうか。
海外進出というとすぐに日本料理屋やラーメン屋を連想しますが、
一番将来性のあるのは食品加工の無人工場ではないでしょうか。
中国ではちょうど人手不足がはじまるところですから。


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2011年12月28日(水)

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