知的財産ってわかりますか・中村佳正

無から有を生みたい人、必見

第83
出張のお土産は何にしますか?

地方から東京へ出張に来られたとき、
はたまた東京から地方へ出張なさった折に、
会社の同僚や先輩あるいはご家族の方に
お土産を買われることがありますよね。

私の場合、いまのところ出張はそんなにありませんが、
お土産といえばそれなりに思い入れのある品がいくつかあります。

まず思い出すのは、学生時代を過ごした仙台で見つけた
「萩の月」(菓匠三全)という
たっぷりのカスタードクリームを
ふんわりしたカステラ生地で包み込んだお菓子です。
しかし、当時(90年前後)は
まだ全国的には知られていなかったように記憶しています。
というのも神戸の実家(付近に有名な菓子屋さん多し)に
帰省するたびに家族や親類から喜ばれ、
やがて帰省前には必ず催促の電話があるようになったくらいですから
私としてもとっておきの名物を得た気持ちになっていました。
それが90年代末くらいから
「萩の月」はすっかり全国版になってしまい、
当時勤めていた会社の東京支社の職場でも
話題になっていたのを思い出します。

あと仙台名物といえば「牛タン」もありますが、
こちらも私の学生の頃は今ほどの知名度には至っていませんでした。
3年ほど前仙台に出張したことがあって
タクシーの運転手さんと同じような話をして盛り上がりましたので、
そう大きくずれた感覚ではないと思います。

「萩の月」や「牛タン」は、
いまでは仙台名物としてご存知の方がほとんどと思いますので、
20年ほど前のローカル時代から
今日の全国区に至るまでの歴史をともに生きてきたことに
ちょっとした感慨があります。

いまは東京の特許事務所に籍を置く身ですが、
確か東京で90年頃に発売開始された
「東京ばな奈『見ぃつけたっ』」(株式会社グレープストーン)も
すっかり有名になりました。
そういえば、この間のお正月に帰省したときに新大阪駅の構内で
「大阪プチバナナ」というお菓子を見つけて大変驚いたのですが、
いつ頃から発売されているのでしょうね。
大阪らしいといえばそれまでですが(笑)。


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2008年2月28日(木)

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