知的財産ってわかりますか・中村佳正

無から有を生みたい人、必見

第90回
同じマスクでもアイマスクで年商ン億!

これまで「メガネが曇らないマスク」という観点で
いろいろお話しましたが、
こちらは同じマスクでも大ヒット商品となった
「アイマスク」です。

もしかしたらテレビや雑誌などで
ご覧になった方もおられるかもしれませんが、
株式会社名和里商事(1)の北山社長が
このヒット商品を開発されました。
ご自身でピンホールアイマスクの商品コンセプトを得られ、
日本、台湾、米国で特許を取得されています。
効果のほどは私自身実証したわけではないのですが、
視力回復によい影響を与えるそうです。
なんでもその理由は、
ピンホールの構造が
上下左右の穴から物を見させるようになっているため、
眼のピントを合わせる筋肉を強化する働きがあるからとか。
一般的にピンホールによる視力回復については
大学医学部の教授や医師からも
過去にいくつかの論文が発表されていますので、
医学的根拠についてもいろいろと議論されるところなのでしょう。

実は、私、この北山社長ご自身が取得された特許が
どのようなものかについても調べてみました。
国内では現時点で権利が存続しているもので、2件あります
(特公平7−51138、特許第3680089号)。
ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

肝心の社長ご自身のお人柄についてですが、
直接お会いしたいくらい
ユーモアがあり情熱的な方であるとお察しします。
現在64歳でいらっしゃるそうですが、
大学時代は落研所属で駄洒落好き、
就職した会社でも20代で取締役に抜擢されるほど頭角を顕すものの
30歳過ぎで脱サラして商売をはじめられるという、
粋とビジネスセンスと強い意志とを併せ持たれた方です。
最初から現在の会社をされていたわけではないようですが、
今の商品開発にたどり着くまでの過程も
ある意味必然的だったのではないでしょうか。

さて、前回「快適ガードプロ」も試してみましたので、
こちらのアイマスクも試してみなければなりませんね(笑)。
関連する面白そうなテーマを取り上げた際に
またご報告したいと思います。

http://www.nawari.co.jp/


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2008年3月15日(土)

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