| 第100回ロレックスの三大発明
 ロレックスが日本の若者の間でもブームになったのは、確か90年代後半のテレビドラマで
 キムタクさんがエクスプローラーを付けていた事が
 ひとつのきっかけとなったように記憶しています。
 最近では新社会人の記念品として、あるいは結納返しにと、
 若い人の間でもロレックスが好んで選ばれているようです。
 自称時計オタ(しかも中身!)の私に言わせれば、ロレックスは実用時計の中では
 世界で不動の地位を築いていると思います。
 正確性、堅牢性は言うに及ばず、
 アフターケアが非常にしっかりしていることも
 信頼できるブランドの証ということができるでしょう。
 ロレックス本部は財団法人となっていて組織の内部がよく見えないこともあり、
 そこがかえって神秘性を高めているとも言えなくはないのですが、
 技術力に間違いがないことは皆さんご承知の通りです。
 中でも代表的な技術に、
 オイスターケース、パーペチュアル機構、デイトジャスト機構
 の3つを挙げることができると思います。
 全て期限が切れていますが、いずれも特許を取得したものです。
 まず、オイスターケースとはその名の通り牡蠣の殻のように丈夫なケースの構造で、
 防水性能を飛躍的に高めました。
 パーペチュアル機構は自動巻き機構のことで、
 本格的な全回転ローター式としては
 世界初の腕時計用自動巻き機構と言われています。
 最後にデイトジャストは午前0時きっかりに
 日付がカチッと変わる例のアレです。
 実は私も自分と同じ年(1970年製)のRef.1002(cal.1570、ノンデイト)を1つ持っています。
 現在主流となっている8振動(28800振動)のものとは違って、
 5.5振動のゆったりとした時の刻みが、
 せわしない私の心を癒してくれます。
 セミアンティークとして購入したときは
 シルバーの文字盤だったのですが、
 丸の内にある日本ロレックスでオーバーホールに出した際、
 針一式を交換するついでに
 文字盤も純正のマット調のブラックに変えてもらいました。
 今流行の大型のものと違って小ぶりなのですが、全く気取らない時計なのでオンにオフにと活躍してくれています。
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