知的財産ってわかりますか・中村佳正

無から有を生みたい人、必見

第101回
ゴルフシーズン真っ盛り!

入社式や入学式を終えて、
入ったほうも迎えたほうも
ホッと一息つかれている頃ではないかと推察いたします。
新入社員を迎えた職場では、
「キミはゴルフやるのかね?」といった会話がきっかけで、
「じゃあ連休前にちょっと行こうか」
という展開になっている方もおられるのではないでしょうか。
ゴルフが本当に楽しい季節になりました。

ゴルフ人口は年々減少の一途を辿っているとの報告が
レジャー白書などで見られますが、
プロゴルフ界には若手の男女ともに超新星が数多く現れていますし、
私の年代から見ると非常に活気があって頼もしく思えます。

ゴルフ界に限らず、「最近の若い者は、なかなかやるワイ」とは、
珍しく妻とも一致した見解です。

ゴルフはホンのたしなみ程度にしかしませんので、
私自身がゴルフについて語るとすれば
もちろん知的財産の視点からになるわけですけれども、
ゴルフに関する知財ネタは豊富にあります。
例えば、ゴルフクラブやボールについてはご存知の通り、
いかに飛ばすか止めるかといった技術開発競争が盛んですし、
「飛び過ぎるボール」については
かなり前からパワーゲーム偏重への危惧が唱えられてきました
(クラブに対しては今年から高反発規制が導入されたようですね)。
それに、ゴルフ好きの方なら一度は考案してみたくなる
「パター練習機」というテーマもあります。
パターそのものの形状や加工についても
特許になりうる無限の工夫が考えられます。

一方で、ゴルフ練習場やゴルフコースに目を向けてみても、
練習場では自動的にボールをアドレス位置に送り出す配球システムや
お客が打ち出したボールを
効率よく回収するためのシステムがありますし、
コースに出れば電動カートの制御方法や、
各プレーヤーが携帯電話を使ってスコアを送信して
管理サーバーで集中管理するようなシステムについての特許発明が
数多く出願されています。

ざっと以上のような前振りをさせていただきましたが、
今月はゴルフにちなんだ話題でしばしお付き合いください。


←前回記事へ

2008年4月10日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ