元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第13回
薬だけでなく、あなたの健康を食事から見直してみませんか?

僕が開いている「担癌者ジャーナリスト倶楽部」の活動で、
とくに最近、患者と家族の間で好評なのが、
「マクロビオティック」という食事療法の懇親会です。
「え〜? ガンを治すのに“マグロ”を食べるの?」
と早とちりした友人がいましたが、魚のマグロではなくマクロです。
語源としては「偉大なる生命」という意味ですが、
自然宇宙と共存する発想の食事療法と覚えておいてください。
高脂肪や高タンパクの食事による生活習慣病の弊害に気づいた、
欧米のインテリや女優の間で評判の食養生法、
こんな風にも覚えておいてください。
肉や脂、農薬や毒性添加物を排除した
玄米雑穀や根菜類を中心とした食事です。

さて「健康を食事から見直してみよう」という、
懇親会は、別に難しい研究発表の場ではありません。
春夏秋冬ごとに有機無農薬の食材で美味しい料理に舌鼓を打ちながら、
患者や家族同士が情報交換する食事会なのです。
ある日、マクロビオティック食養生法の
活動では中心的組織の日本CI協会の花井陽光さんという編集長から
月刊誌「マクロビオティック」に
巻頭提言を書かないかという誘いがありました。
「オモロビオティック(面白食養生法)のすすめ」という表題で
いま発売中の9月号に掲載されています。
僕の食事会の主旨や雰囲気を知ってもらいたいので、
サワリを紹介しておきましょう。

「ときおり、「マクロビオティック料理を楽しむ勉強会」を、
 都内の「クシガーデン」や「茶屋マクロビオティック料理店」
 などで開いて仲間でわいわい楽しんでいる。
 指導は盛岡の食箋(しょくさん)指導者・山村慎一郎さんの
 ユーモアたっぷりな話にお任せしている。
 一口にガンといっても、
 個人差や症状の進度によって助かる人もいれば、
 残念ながら治療の間に合わない人もいる。
 しかし、参加者の大半が命を拾って、
 それも抗ガン剤をジャブジャブ浴びたり、
 体中をメスで切り刻まれなくても、
 玄米をパクパクたべて生き延びている。
 とくにガンになったことを「人生勉強」と感謝の気持ちに変えたり、
 自然な食事を楽しみながら過ごしている患者が
 メキメキ元気になっていく」

信じられないでしょうが、
僕も退院後、この食事療法を毎日励行して、
ガンに負けない体質に作り変えることができました。
健康は病院の薬だけで守れるものではありません。
ダイエットやアトピーに悩む若い女性も熱心です。
興味のある人は、ぜひ試してみてください。


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