元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第18回
10年後には50万人がガンで命を落とす?

僕は37歳から47歳までの10年間、
「週刊ポスト」というサラリーマン雑誌の編集長を務めたことがあります。
ときの政官界の汚職を暴く、企業倫理を糾弾する。
はたまた有名女優の下半身スキャンダルを覗く、
野球や相撲の八百長をすっぱ抜く…
恐いもの知らずの週刊誌として100万部は売りまくっておりましたから、
記事のさじ加減を1歩間違えば、
刑務所の壁の向こう側に落ちそうな
リスクとストレスの日々でもありました。
編集長を辞めたときに、残った財産と言えば、
ダンボール箱2杯の告訴状の山だけでした。

幸か不幸か、景気は行け行けドンドンで
経済は右肩上がりに成長している時期でしたから、
まあ、どこにでもいるモーレツサラリーマンの典型でもありました。
作家やスポンサーとの酒の付き合いも欠かせない仕事でした。
日々の仕事の合間は「毎週がゴルフ」「毎晩が宴会」という乱暴狼藉です。
ゴルフと宴会で商談がまとまる、何ともバブルな時代でしたから
暴飲暴食の祟りがわが身を蝕みました。
とうとう53歳のときに、会社の首脳とぶつかったストレスが原因で、
体調を崩して退職するのですが、
わが身に取り憑いたガン細胞の潜在増殖力とはしぶといものですね。
その5年後の58歳の冬に、
突然、わが胸元に巨大な腫瘍の塊となって「噴出」したのです。
天罰的中、いや因果応報、自業自得という戒めが頭を掠めました。

このいきさつについては
「サラリーマン大脱走のすすめ」(日経BP社)という本で書きましたが、
正常な細胞をガン化させる「ガン遺伝子」とは誰でもが持っているのです。
このガン遺伝子は、細胞分裂の際の突然変異によって働いて
「ガン細胞」が生まれ、1日になんと約3000個の細胞が
ガン化しているといわれています。
そして、暴飲暴食、勤続疲労、ストレス、
アルコールやタバコ、外食、大気汚染、
農薬まみれの食品、薬に頼り切った生活、添加物たっぷりの食べ物……。
不摂生な生活習慣を続け、
発ガン物質を長く体内に取りこむ結果、
免疫細胞は活性化されなくなり、
一気にガン腫瘍へと大増殖していくのです。

やはり30年来の友人に和田努さんという医療ジャーナリストがおります。
これからは患者本位の医療を目指すべきだと、
“Consumer Health”を提唱していますが、和田さんの話を聞いていると、
「いま年間の死亡者は100万人を突破している。
 2012年には 140万人死亡するという大量死時代になり、
 その3分の1、つまり50万人近くがガンで亡くなる」
というではないですか?
あなたの体のスピードメーターは大丈夫でしょうか?
毎日のヘルス・チェックを怠ってはなりません。


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