元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第25回
「食道ガンだ!」とうとう二人の作家からSOSメールが飛び込んだ

見ず知らずの患者や家族から、
ガン闘病や相談を受けるたびに心身に痛みが走りますが、
身近な同輩や友人から
「俺もガンに罹ってしまった」と突然メールを貰ったときには
本当にドキッとします。
まえに、僕の患った食道ガンは作家に多いガンだと書いたことがありますが、
現役の週刊誌編集長の頃、
連載をお願いしていた50代の気鋭の作家が二人、
続けて「食道ガン」を訴えてきたのには心が凍りました。
若い頃、一緒に酒を飲み、語り明かした
ヤンチャな日々が走馬灯のように頭をよぎります。
しかし、一転して、いま喉を詰まらせて、
胸元の引き攣れるような疼痛に耐えている姿を
思い描くだけでもツライものでした。

一人は、書評家で作家の倉本四郎さんです。
この友人の酒タバコ、美食はよく知っていましたが、
いつも活元という整体術を心得、
人一倍、気のパワーのある体質の人でしたから、
まさかと思う発病でした。
しかし、自然治癒力といった癒しの治療法も理解できる人でしたから、
僕の「ガンは切らずに治す」という考えに賛同して、
放射線と中国の漢方薬「天仙液」、
さらに食事療法の併用療法を続け、結構、明るく養生に励んでいます。

日刊現代という夕刊紙に毎週1回、
「楽天ガン日記」という闘病記を連載しているので
読んだ人もいるでしょう。
こんな洒脱な文章のエッセイです。

「一月十一日(金)晴
 八時半、起床。いよいよガン患者としての暮らしが始まる(略)
 ガンジーは食道ガンだったが、
 放射線と抗ガン剤の治療を受けるあいだ、
 天仙液を併用し、完治した。
 私が手術をしないと決めた背景には、このガンジーの一件もある。
 抗ガン剤抜き、放射線プラス天仙液が、
 いまのところ私のかんがえる基本戦略だ」

この文中に、ときたま登場する、
「ガンジー=癌爺」とは僕の愛称です。


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2002年9月21日(土)

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