元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第68回
末期ガンが悲しいほど増えています

最近、「医者に見放された」という複雑に転移した
末期症状の患者が悲しいほど増えています。
肺ガン、肝臓ガン、前立腺ガン、そして食道ガン…
とくに体に奥まった臓器の手術は合併症を誘発し、
生存率を悪くしているのがガン病棟の現実でしょう。
作家・倉本四郎さんのイタリアの友人が
無謀な手術のために多臓器不全におちいり、
あっという間に死に至ったという
話を書きましたが、
同じ頃、横浜の女性から
父親の肝臓ガンを心配するメールが入ってきました。

「はじめまして。
つい先日、67歳の父が末期の肝臓ガンと診断されました。
西洋医学では手のほどこしようがないとのことで、
何か私にできることはないか?と
ガン関係の本を読み進むうちに
貴書「賢いガン患者学/命とこころを守る51章」
(二見書房)のなかで、
食養生法にマクロビオティックがあることを知りました。
病院食もあまり食べられない父に
何か食べさせてあげたいのです。
(ちなみにこの間の朝食のメニューは、
ぶどうパン2枚、ツナ、
それとレタス、ブロッコリー、トマトが一切れずつの
サラダと牛乳でした。
健常者のわたしでも、
おおよそ食欲がでるようなものではありません)
とりあえず、関根さんの奨めておられた、
玄米全粒粉やブラックジンガー、
根菜の煮物を食べてもらおうと思っています。
おすすめメニューなど、どんなことでもかまいません。
お知恵を拝借できませんでしょうか?」

この患者さんは、黄疸と腹水のために手術も出来ず、
病院も医者も匙を投げたに違いありません。
おまけに鎮痛剤やモルヒネの副作用で
下痢と便秘で苦しみ、意識朦朧の中にいる。
藁をも掴みたい、娘さんの思いが文面に伝わってきます。
やはり大病院のガン治療とはこんなものなのだ!
僕はこみ上げてくる怒りを押さえながら、
祈りを込めて返信を送りました。


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2002年11月3日(日)

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