元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第75回
「食べて治す!」対談(3)
なぜ玄米菜食がよくて肉や油がダメなのか?

関根:ちょっと、ややこしい話をひとつ聞きます。
マクロビオティックは、そうした東洋古来の伝統療法だけでなく、
さらに宇宙の生命エネルギーとの関係を
理論化した自然治癒法ということで、
日本よりも、いま欧米で注目されていると聞きますが、
それはなぜですか?
山村:そうですね。
マクロビオティックは単なる食事療法というだけでなく、
大きな「命の哲学」といえる奥義を持っています。
いまの西洋医学の限界を超えた宇宙エネルギーとの関連で、
健康や命の維持の方法論を提示したのですから、
高タンパク、高脂肪の弊害にいち早く気づいた、
欧米のエリートや女優たちが飛びつきました。
そもそも語源からして
「偉大なる生命」というギリシャ語から来ています。
元祖は明治期の石塚左玄という軍医ですが、
この東洋独特の食哲学を世界に広めたのが桜沢如一であり、
いまリーダーシップを取っているのが、
ボストン在住の久司道夫さんです。

関根:その高タンパク、高脂肪の弊害がいま、
日本にも押し寄せてガンやアトピーといった
難病患者やダイエットに悩む女性たちから、
まるで逆輸入のような形でマクロビオティックが注目されていますね。
山村:しかし、どうでしょう?
味の濃い化学調味料や脂ぎったソースに舌が慣らされていますから、
玄米と根菜類を中心に肉も油も動物性はダメ、
砂糖も牛乳もダメというのですから、普通の人は最初、驚きます。
関根:料理も「野菜だけを煮出すポトフ」
「人参と里芋の煮ころがし」
「お麩のステーキ」を食べてるよ・・・というと
大抵の人が「う〜ん。ガンは不味いものを食べればいいのか?」
と呆れます。
では、なぜ、玄米菜食が健康バランスによい食べ物なのか?
これも分かりやすく解説してください。

山村:玄米はビタミンB類、E類もふんだんにあります。
ただ、必須アミノ酸、いわゆる動物タンパクがないので、
ちょっと前まで、肉を食べないと体が弱くなる、
頭が悪くなると信じられていました。
しかし、大豆などの植物タンパクからも十分に合成できるわけで、
玄米菜食だけでも栄養バランスがとれるのです。
それに、日本ほど野菜中心の食材の味を生かした料理の国はない。
玄米菜食は日本人本来の体に戻すバランス食なわけです。
関根:それにしても、
いまの日本人に肉を食べるなといったらびっくりしますよね。
山村:でも、日本人、いや人間が本来、
穀物菜食動物であることは、歯の構成を見れば明かなのです。
上下32本の歯のうち、
・穀物を噛む「臼歯」が20本
・野菜を噛む「前歯」が8本
・肉を噛む「犬歯」が4本・・・の割合です。
関根:なるほど。


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2002年11月10日(日)

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