元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第78回
子宮頚ガンを「食べて治す」

僕の友人に、メビウス会という
腹式呼吸法や精神療法を主宰している
金沢竹哲さんというジャーナリストがいます。
そのホームページのなかに、
マクロビオティック食養生法の体験者が綴る
「マクロ日記」というコーナーが常設されています。
最初は、
「賢い患者学/ガンは食べて治す」(ぴいぷる社)の共著者、
岩手の鈴木博子さんが連載しました。
続いて、その後輩の小出恵美さんが
「ビワの葉療法日記」を書きました。
そして、3代目はペンネーム「長崎の蝶々さん」が
執筆しています。
30代半ばの看護師さんで、
なんと、余命半年といわれた子宮頚ガンを食養生で治そうと、
生きる勇気を奮い起こしている養生日記です。
「食事とガン」がいかに係わりが深いか?
この核心を、じつに素直に語っているので
冒頭の部分を紹介しましょう。

「この2ヶ月、早かったです。
それまでは、ケーキ(生クリームたっぷりの)、
お肉(ステーキはレアよね!)
お魚(大トロやサーモンなんて大喜び!)、
インスタントラーメン(夜勤の友とも言います)、
ファーストフード、チーズこってりのピザやグラタン、
たまに食べる和食は天ぷらやあま〜い肉じゃが、
ひじきが大好きでした。
1日3〜5杯のコーヒーと、果物も習慣でした。
パンはもちろん、菓子パンか本バターたっぷりの食パン!
ちなみに、遅寝遅起きの超夜型人間。
血圧は収縮期血圧(上)80〜90mmhg、
すぐに疲れてゴロゴロするのが好きでした。(略)」

「こんな私がガンになり、
生きるためにマクロビオティックに賭けることにしたのです。
看護師をしていたせいもあり、
西洋医学の限界、医療者の考え方はイヤというほど判っています。
入院中はそれこそ看護師の「知識と技術」を使って、
治るかどうかわかんないくらいならと、自殺も考えました。
周囲のあたたかいサポートのおかげで、
生きる道を選択し、神頼みから高価な機能性食品、
なんでも試しました。
やっていなかったのは、関心なかった食養生だけ。
…私は自慢じゃないけど努力が嫌いです。
持続力もなく、すぐになんでも放り投げてしまいます」

さあ、皆さんも、こうした飽食レポートに
思わずドキッとしませんか?
この女性は、とうとう平成13年8月末、
子宮頸癌I―b期と診断され、
10月には最悪のIV期まで進行してしまったというのです。


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2002年11月13日(水)

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