元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第88回
胃痛にショウガ湿布、腫れ物に里芋湿布

体のツボにビワの葉を当てる温灸法のほか、
もうひとつ、患部が痛んだり、体が冷えたとき、
また打撲、肩こりのときに、
おばあちゃんの知恵に
ショウガ湿布、里芋湿布という療法があります。
ショウガ湿布は、以下のような手順を踏めば、
家庭で簡単に出来ます。

1・洗ったひねショウガを皮ごとすりおろし、布袋にいれる。
2・鍋の水を70度くらい温め、1をいれる。
3・4つ折りにしたタオルにショウガ湯を浸し、
絞ったタオルを気持ちのよい熱さに加減して患部に当てるのです。
胃痛・腹痛・頭痛・腰痛・神経痛・
肩こり・打撲・疲労・冷えによいと言われています。

里芋湿布のすべてを家庭で作ると大変で、
いまは自然食品店で「里芋ショウガ粉」という
袋入りのものが売られています。
これを水に溶いて温め、耳たぶの固さくらいまで練ります。
綿布やガーゼにくるみ、
これを患部やツボに当てるわけです。
ただし、里芋のねばねばがはみ出すと、
体が痒くなったりカブレますから、
ガーゼをバンドエードで貼って、油紙でくるめば万全です。
腫れ物・打撲・捻挫・のどの痛み・炎症・やけどに
効くといわれます。

現代の西洋医学の常識では考えられないことですが、
東洋医学でいうところの体のツボや経絡を通じて、
体全体の血流を刺激し、
ガンの患部の痛みや、
普通の頭痛、腹痛も和らげるというのですから不思議でしょ?

僕は、この里芋湿布で
1度、激しく襲う頭痛を取り除き、
持病の硬膜下水腫によって溜まった
脳の悪液を抜いたことがあります。
頭の水を抜くのに、里芋湿布をどこに当てたと思います?
お尻の尾低骨に当てたのです。
信じられますか?


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2002年11月23日(土)

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