元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第89回
里芋をお尻に貼ると頭痛が治る?

どうも若い頃から季節の変わり目になると、
大腸の左下が狭窄を起こし、
それにともなって左半身がしびれ、
ついには猛烈な頭痛が走るのです。
CT検査ではどうやら頭に水が溜まる硬膜下水腫らしいのです。
去年の冬は頭の側面に吹き出物が吹きだしました。
これはどの医師に診てもらっても原因の解明はありません。
ただ頭痛薬とステロイド系の塗り薬を渡されるだけで、
ちっともよくはならないのです。
ガンの患者は決まってこういうときに
マイナスのイメージを描いて落ち込むものです。
「スワッ? ガンが脳に転移したのではないか?」

ほとほと困り果てて、マクロビオティックの食事指導者の
山村さんにメールをいれたのです。
なんと、里芋湿布を作って、
「尾低骨に4時間ずつ当てれば、3〜4日で治りますよ」
というではありませんか?
とにかく藁にもすがる思いで、
耳タブくらいの硬さに練った里芋湿布を
尾低骨とお尻の穴に4時間から8時間当てました。
「バカな奴だ」と笑わないで読み進んで下さい。

前回説明したように里芋の汁は肌に触れると痒くなりますから、
オチンチンがかぶれてはたまりません。
股ぐらに漏れないように油紙を貼ったり、
笑い事ではありませんが、
大のおとながお尻を出しての悪戦苦闘です。
ところで、なぜお尻に里芋の汁を当てると脳の髄液が取れるのか? 
山村さんの陰陽五行の説明には理解しがたいところがありましたが、
何とも人間の体のバランスや臓器同士の相関関係とは、
コンピュータでも解析不能な微妙な仕組みに
出来ているものなのですね。

さて、どうでしょう?
3日後に不思議と頭痛が取れてしまったのです。
というより、寝ているときに詰まっていた鼻の呼吸が楽になって、
体の気の通りがよくなったのだと思います。
頭のもやもやが一瞬に晴れてきたわけです。
山村さんの知恵、いや、昔からのおばあちゃんの知恵療法を
バカにしてはいけないとつくづく思いました。
でも、あなたはこんなおかしな話を信じられないでしょう。
もちろん、僕の友人たちも大笑いするばかりで
皆、呆れておりました。


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2002年11月24日(日)

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