元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第94回
旅先での「邪食排毒の秘法」を覚えておきましょう

旅行に出掛けたときは、
どうやって玄米菜食を続けたらよいのか? 
これは患者や家族の皆さんからよく聞かれる質問です。
航空会社によってはベジタリアンの食事に対応している
ところもありますが、
大抵は生野菜や脂ぎった魚を出す程度で、
とてもマクロビオティックの食事とは似ても似つかぬものです。
といって、昔話の「文福茶釜」の狸のように、
背中に玄米を炊く圧力鍋を担いで、
海外を旅するわけにもいきません。

僕たち夫婦も退院後2ヶ月に
ロンドンに旅したときは、
玄米パックやら、梅干、無添加の煮物や味噌汁パック、
さらにリブレフラワーと言った玄米スープの素を
スーツケースに1杯詰め込んで参りました。
ホテルの部屋の湯沸かし器を利用して、
ママゴトみたいな玄米菜食を経験したことが何度もありました。
しかし、最近は海外旅行にも慣れてきたこと、
さらに体力にも自信がついてきたこともあって、
1週間前後の旅なら、
こうした仰々しい食事支度をすることは止めました。

では、なぜ海外旅行で邪食をしても
平気でいられるようになったか?
邱永漢さんのグルメ・ツアーの宴席で、
丸焼き豚の皮やフカヒレを少々食べても平気でいられたか?
それは10回以上の海外旅行の経験から
「邪食排毒の秘法」を編み出していたからなのです。
1.どんなに美味しくても肉や蟹、
さらに、辛いもの、油の濃いものは食べない。
2.ライスと温野菜を追加注文する。
3.そして、3番目が大切なのですが、食後の排毒です。
ホテルに帰ったら、ミネラルウオーターを湯沸器で沸騰させ、
ブラックジンガー(玄米全粒粉)を溶く。
このスープを食後に2〜3杯飲むと排便排尿が促進されます。
4.さらに梅干、ないしは梅のエキスを食べて血をきれいにする。

この4つの法則を励行すれば少々の美食(邪食?)には負けません。
後に詳しく書きますが、
ガンに負けない食事の3原則は「抗酸、排毒、浄血」です。
ガン患者のみならず、
どうも海外で肉食脂食をすると食あたりする、
便秘になる、体調が崩れると言う人も、
この3原則を頭に入れて対処法を工夫しましょう。
海外旅行の食事トラブルの解消法ともなるはずです。


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2002年11月29日(金)

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