元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第123回
玄米は栄養バランスが優れている

ちょっと、マクロビオティック食養生法の発想が
「陰陽」の考えに基づいているなどと、
ややこしい話をしてきましたが、
では、なぜ「玄米」が生命維持に
適している食べ物なのか?
その謎と秘密について説明していきましょう。
マクロビオティック食養生法では、
以下のように、あらゆる食べ物を「陰」と「陽」に分類し、
栄養バランスが中庸の「玄米」を摂取することを奨めています。

● 陽性の食べ物/
精製した塩、肉、卵、チーズ、魚、梅干、
古式醸造の味噌、醤油など。
● 比較的バランスのよい食べ物/
玄米などの完全穀類、豆、根菜類、
海藻、粗塩、植物油、茶、
その土地の果物、木の実、米飴など。
● 陰性の食べ物/
白米、冷凍・缶詰食品、乳製品、熱帯の果物・野菜、
砂糖、香料、アルコール、
防腐剤・着色剤・農薬などを含んだ食品、
精製油、麻薬、抗生物質など。

もちろん、陰の病気のときは
陰の食べ物を避けるように、
陽の病気のときは陽の食べ物に偏らないように、
症状や個人体質に合わせて、
その都度、バランスを計っていく処方となります。

「陰陽」が分かり難ければ、
電気のプラスとマイナスと考えてもよいでしょう。
「相反するものが調和して、自然の秩序が保たれる」
という中国古来の考え方ですが、
マクロビオティックの食哲学も同じ発想です。
中国古来の易経を根本原理として成立したものですが、
人間が生命活動を営むには、「陰」と「陽」の調和が
必要不可欠と説いています。


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2002年12月28日(土)

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