元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第127回
1年の計は「スローヘルス」にあり

この2003年正月で、悪運強く? 
延命5年目を迎えることができました。
まさに「有り難い」ことです。
日々欠かさず、食事、呼吸などの体質改善療法を励行。
そして代替医療の権威である
帯津良一博士ほか、何人かの心ある医師にめぐり合えて、
ガン宣告即=死ではない、
生きる勇気をしっかりと心に抱くべし、
ゆったりと時間をかけて養生設計を立てるべし、
「これがガン快癒の近道だ」と教わったことは本当に幸運でした。

下世話な話ですが、
ガン病棟の45%の患者が、
手術や抗ガン剤、放射線治療のほかに、
密かにキノコやハーブなどの健康食品に
治療費を費やしているというデータが
厚生労働省から出ています。
僕もスローヘルスな養生法を選びながら、
退院後も治療費に月に30万円ほど費やしてきました。
まあ、昔は暴飲暴食でこれくらい浪費していたわけですから、
30万円で命が拾え、心身が快調に過ごせれば
安いものだと思うようになりました。
「え〜? 手術をしない? バカなヤツだ」といわれながら、
これがあしかけ5年、僕が選んできた
「スローヘルス」養生法というわけです。

もちろん、ガン闘病は山あり谷ありです。
正月といえば闘病一年経った1月には
酷い目に遭った思い出があります。
寒さのせいだったのでしょうね?
放射線治療の後遺症で、再び食道壁が硬くなり、
岩のような塊が出来て食道が詰まったのです。
スワッ! ガンが再発したのではないか?
あわてて帯津医師の病院に駆け込みました。
帯津医師は外科医でありながら気功も食事療法も取り入れ、
宇宙の生命場からエネルギーを貰えば命の波長が共振し、
生きる気力、自然治癒力が呼び起こされる…
という考え方の持ち主で
ホリスティック(全人的な)医療の提唱者です。

朝鮮人参など8種類を調合した漢方の煎じ薬を処方していただき、
奇跡的に食道の腫瘍が消え去ったのです。
このとき改めて、僕はガンの治療とは、
ただ臓器を切り刻む拙速なノルマ治療だけではない。
東洋医学も、食事療法も幅広く取り入れた、
スローヘルスを見直すべきだと身をもって教わったわけです。
幸運なことに、1年、また1年、体調や症状と相談し、
自分に合った治療設計図を書き換えながら延命できました。
そして、また新たな1年を迎えたわけです。
この1年もさらにスローヘルスな養生法に確信を深めつつ、
あせらずに生きていきたいと願っています。


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2003年1月1日(水)

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