元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第159回
リウマチに悩んでいる妻の話

とにかく、いいところ取りの治療法を実践していると、
友人知人を通じて、トンでもない生薬秘薬の類が送られてきます。
なかには鼻くそ万金丹まがいの
得たいの知れない、蛇や蛙でできた秘薬まで送られてきて、
いささかうんざりすることもたびたびです。
もちろん、一発で著効を示す、
難病の特効薬などあるはずがないのですが、
ちょっと面白い健康食品を試したときの話をしましょう。

もう、数年前に健康雑誌の編集者のEさんの紹介で、
ガンや糖尿病、リウマチ、アトピーといった難病ばかりか、
なんと、痴呆症にも効果があるんですという振れ込みで、
送られてきたのが「吉報源/KIPPO」という錠剤です。
その頃は天仙液やらSODやら、
また漢方の煎じ薬などをしこたま常食しておりましたから、
いくらスローヘルスの実践者の僕でも
胃袋が満タン状態で、
口にすることもなく薬棚に忘れておりました。

ところが、アトピーで体調を崩した長女が、
なんの気なしに飲んでみたのですが、
なんと1週間ほどで皮膚の炎症が
少し治まってきたというではありませんか?
どれどれ? と僕より先に身を乗り出したのは、
リウマチで悩むわが妻でした。
とにかく、この寒空ではリウマチがこじれると、
手が霜焼け状に張れて、指がひん曲がって痛がるわけですから、
まさに「神頼み」ならぬ
「キッポー頼み」と、その錠剤を横取りしたわけです。
ウソか本当か、次の日は霜焼けが出なかったのであります???
一体、この錠剤の成分は何なのか?

早速、香港にいる開発者のUさんにメールで聞いてみました。
どうやら、10数種の天然ハーブを調合したもので、
細胞全体に必要なATPを増加させる作用があるというのです。
ちなみにATP(アデノシン3リン酸)とは、
体組織の生成物質であるタンパク質、酵素、ホルモン、
免疫を生産する基礎物質で、他の薬や健康食品と違って、
分子薬学レベルではなく、
さらに小さい電子レベルで細胞に浸透し、
体全体の病気を正す製品だというのですね。
いいところ取りの治療法を探しまわっていると、
まだまだ未知の「秘薬」にたびたび驚かされるものなのです。


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2003年2月2日(日)

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