元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第162回
なぜガンの検査は年3回がよいか?

「腫瘍マーカー追跡検査(TMT)」
というガン早期発見の検査法を開発した
高原医師によれば、
幅広く8項目の腫瘍マーカーを組み合わせて、
年3回の追跡検査をすれば、
大抵のガンが早期発見されるというのです。
なぜ、年3回の検診か?
「細胞の寿命、たとえば赤血球の寿命はだいたい120日」
だからだそうです。
通常の検診では、
胃ガン、肺ガン、大腸ガン、子宮ガン、
乳ガンを調べる程度ですが、
この8項目追跡検査法だと、膵臓ガン、肝臓ガン、胆ガン、
卵巣ガン、前立腺ガンのキャッチも早いといいます。
ちなみに検査料は2万円。

僕はまえに遺伝子ドッグに入って、
食道ガンになりやすいタイプと
診断された話を書きましたが、
いまや1週間に6000人がガンで亡くなる時代ですから、
普通の人間ドックだけでなく、
とくに働き盛りの男女は、
こうした腫瘍マーカーの定期検診も
受けておいた方がよい時代でしょう。

疑わしければCTや細胞診で確かめ、
普通は手術ということになりますが、
早期に発見できれば、体を切り裂くこともなく、
内視鏡や腹腔鏡、放射線やレーザー治療で処置することも
出来るわけです。
しかし、このクリニックでの
早期発見による治療は免疫療法が中心です。
「いまの切捨てご免の治療はおかしい。
ガンを根本的に治療する鍵は
自然治癒力を高めることだ」
という高原医師の考え方に基づいているからです。
アラビノキシランや水溶性アガリクスなどの
健康食品の経口内服から、
尿中の酵素を成分とするCDA―2、
丸山ワクチンなど幅広く
免疫療法で対応するわけですから、
初期の患者だけでなく、
末期の患者にも注目されているというのですね。


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2003年2月5日(水)

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