元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第183回
正心調息法って何?

僕がガンを患ったときに、
100歳のスーパードクターの塩谷信男博士が編み出した、
正心調息法という腹式呼吸法について
教えてくれたのは、
金沢竹哲さんというジャーナリストでした。
毎朝25回の腹式呼吸を繰り返し、
「宇宙の無限の力が凝り凝って真の大和の御世が生り成った」
と唱える…実に簡素でスローヘルスな養生法なのです。
生死の際に立たされて、
とにかく感心し、勇気付けられたのは、
若いときから肺疾患で体の弱かった塩谷さんが、
宇宙の生命エネルギーを体感し、
この「精神原理と腹式呼吸法」の実践で、
60歳からめきめき体が元気になったというエピソードです。
さらに趣味と養生兼用で嗜んだゴルフも上達。
ついに94歳のときに自分の年齢で1ラウンドを廻る、
エイジ・シュートという
ギネスブック級の快挙を成し遂げたというではありませんか?

100歳のスーパードクターは
「事実は小説より奇なり」を
わが身をもって証明しているのですから、
大学病院も、ガンセンターもかなわんな…と思いました。
前にも書きましたが
博士の講演を聴きに行くと、2時間でも3時間でも、
ステージに立ったまま話をされるのには唖然とします。
「医者や健康法の指導者がこうすれば健康になる、
長生きできるなんて説いておるが、
大抵は途中で死んでしまう。
僕を見なさい、こうして100歳で元気で喋っておる。
まあ、110歳までは大丈夫でしょう。ハハハ」
と豪快に笑うのですから叶いません。

どんな偉い医師でも、どんな自信たっぷりの事業家でも、
ただ一つ、分からないのは自分の寿命の尽きるときです。
ガンで有名な大病院のトップが4代続けて
ガンで命を失った話は有名です。
どんな政治経済の毒舌家でも、
糞小便を垂れ流してまでボケるな!長生きするな!
といった暴言を吐く人はおりません。
長寿難病時代だからこそ、
わが身を精神世界にさりげなくとけ込ます…
ますますラグジュアリーな発想法や
スローヘルスな治療法が、患者からも医師からにも
見直されるべきではないでしょうか?


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2003年2月26日(水)

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