元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第198回
「お金の神様」が「命の神様」となる?

ガン病棟では5年生存率という
「命を計る」モノサシがありまして、
闘病5年を超えると、ひとまずガンに克ったというか、
ガンをなだめすかした…というライセンスを貰えることになります。
とにかく、ガンは切らずに治すという、
僕のちょっと非常識な闘病に
「あんな無謀な養生で本当に大丈夫かいな?」
「あいつはもう御陀仏になるのじゃないか?」と、
心配して見守ってくれていた、かっての悪友たちも、
いずれにしても「目出度い」というわけで、
生還記念パーティを開こうと画策してくれたわけです。

しかし、いろいろな治療法で、
ガン5年生存をクリアしている患者は、
いまや全国170万人以上いるわけで、
あまり珍しい出来事とはいえません。
というわけで、ちょうど書き下ろした
「しなやかな玄米菜食」という単行本の
出版記念パーティにしよう、
さらに、これまでの罪滅ぼしに、
僕がささやかに開いている「スローヘルス研究会」という、
ガン患者と家族の集まりを
全国組織に広げようということになったのです。

3月5日の夕方、主賓には2人の大物が揃うというので、
東京青山の自然食レストラン「クレヨンハウス」は
120人の友人知人であふれるばかりの超満員となりました。
一人は「お金の神様」であり、もう一人は「命の神様」です。
まず「お金の神様」といえば、このコラムの読者なら
すぐに気づくでしょうが、
このHiQサイトの主宰者である邱永漢さんです。
邱さんがこの本の生みの親というわけで、
ガンと聞いたときはもうダメかと思ったこと、
ところが天仙液という漢方制ガン剤で
腫瘍を消してびっくりしたことなどを、
絶妙な語りで皆に披露していただきました。

さらにHiQのサイトでも分かるように、
邱さん自身も「達磨キュア」気功道場を開き、
また愈消散といった糖尿病の「秘薬」の本を書く。
いまや、中国4000年医食同源事業といったジャンルにも、
精力的に取り組んでいます。
近々、天仙液の開発者・王振国医師との
「中国4000年対談集」も出版され、
僕も体験患者として登場することになるはずですが、
邱永漢さんは、もう大分まえから、
事業のひとつに「健康」のキーワードを先取りしておりました。
ですから、僕の提唱するスローヘルス運動にも
理解が早かったわけです。
もはや、世の中は「お金の神様」だけでなく
「命の神様」も必要としいる時代なのですね。


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2003年3月13日(木)

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