元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第272回
旬の山野草が美味しい

とにかく、農薬まみれの輸入野菜や、
添加物まみれの加工食品に取り囲まれ、
さらに砂糖漬けの缶コーラや缶コーヒーの過食で、
体がボロボロになっては元も子もありません。
命を守り、病気を撃退するためにも、
農業や経済の仕組みを変えるように運動することが大切ですが、
一朝一夕に構造改革は不可能ですから、
少しでも快適な人生を過ごしたい、
ガンにはなりたくない、
わが子をアレルギーや鬱病にしたくない…
こう思ったら、有機野菜や無添加食品を入手する、
命のライフラインをあなたの家庭に作っておくべきでしょう。

僕の食養指導者の山村慎一郎さんも、
玄米菜食のアドバイザーであるだけでなく、
自然食品を調達してくれるライフラインの1人でもあるわけです。
送ってくれた新鮮な岩手特産・旬野菜の話の続きを
もう少し書きます。

● みず
(1)5センチくらいにぽきぽき折りながら、
   皮を剥きます。葉は食べられません。
(2)お湯を沸かし、塩を入れ、
   皮を剥いみず菜を茹でる。とても美しい色になります。
(3)ザルにあげてショウガしょうゆのおひたしや
   ゴマ味噌、酢味噌などでいただく。

ちなみに「みず」とは別名ウワバミソウ(イラクサ科)の山野草。
春から秋にかけて、渓流沿いや陰湿地に群生します。
おひたしのほか、このシャキシャキとした歯触りを
きんぴら風油炒め、天麩羅にしても楽しめます。
この茹でた「みず」と、
前回、紹介した「山ウドの煮物」をオカズにして、
「ウコギのフリカケ」を玄米ご飯にかけて食べれば、
それこそ、体に優しくて美味しい、
実に贅沢な旬の家庭料理の出来上がりです。

山村慎一郎さんからは、もうひとつ、
大好物の手打ちの十割蕎麦が届きました。
これは拙著「しなやかな玄米菜食」の巻末にも紹介しましたが、
「ぼらあの」という盛岡で一番美味しいお蕎麦屋さんのもので、
僕たち夫婦も岩手の盛岡に行くたびに立ち寄ります。
近所のスーパーやコンビニと懇意になるだけでなく、
これからの家族の健康を考えたら、
ぜひ、皆さんも自然食品店や有機農家とライフラインを
しっかり作っておくべきだと思います。


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2003年5月26日(月)

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