元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第291回
悪い生活習慣を治すには…

タバコが体に悪い、
ガンの原因のひとつだ…
そういわれても、長年、喫煙の習慣になれた人は、
まるでおしゃぶりを離せない赤ん坊のように
タバコの吸い口に依存してしまいます。

ニコチンにはある種の覚醒作用がありますから、
友人で作家の倉本さんのように、
すぐれた作品を書くためにも、気分転換にも、
タバコは欠かせないもののようなのです。
食道ガンにはタバコのタールが悪いとは
頭で分かっていても禁煙は至難のワザとなります。
皆さんの友人にも
そういうタイプの人いませんか?

僕の子供の頃からの親友のOさんは、
印刷会社の社長さんで、
60歳過ぎても朝から晩まで
コンピュータ操作の
ドイツ製オフセット印刷機を現場で動かしています。
その仕事のストレスを解消するために、
毎週、土日のゴルフを欠かさない、
なかなか生活のバランスの取り方が上手い人なのですが、
そのストレス解消法のもうひとつにタバコがあって、
これが何度、禁煙宣言しても挫折してしまうのですね。

いつも喉がいがらっぽいといっていますから、
それこそ喉頭のガンまがいの病気に罹らないように、
注意をしているのですが、
ある日、ニコチンパッチという
禁煙グッズの噂を聞いてきて始めたわけです。
これは『禁煙補助薬』といわれ、貼りつけて、
体内にニコチンを補充することで一時的に症状を軽減し、
禁煙しやすくするものです。

このほかにニコチンガムというタバコが吸いたくなったら
1日5,6個噛むガムがあります。
ニコチンパッチは心臓病など合併症を誘発する危険もありますので、
内科医の処方が必要ですが、
ニコチンガムの方は薬局で買えます。
しかし、体に悪い生活習慣ほど治らないものなのですね。
3日と持ちません。
Oさんもいまだにタバコが離せません。


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2003年6月14日(土)

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