元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第300回
不況下に見直すべき「家族の絆」

病気の引き金になる事件とは、
「配偶者・家族との死別」と「お金・経済困苦」
それにかかわるストレスが圧倒的に多いようです。

しかも「不況下の長寿」を強いられているいま、
救いの手を差し伸べてくれるのは
会社でも大病院でもありません。
もはや会社に終身雇用の才覚はありません。
大病院にも「医は仁術」を心する余裕はありません。
最後の頼みの綱は
「お金と家族」ということになりますから、
この命綱が絶たれることは、
ますます、
自らの命を縮める頻度を高めかねない時代といえましょう。

なんともストレスの溜まりそうな話ばかりで
読む読者には申し訳ないのですが、
どんなエリート・ビジネスマンでも、
才覚の優れた経営者でも、
ひとりぽっちの悲哀を一層深めるのが
不況下のストレスということになります。

いまや「仕事上の神経の疲れ」を訴える人は7割、
「仕事に不安やストレス」を感じている人は
5割以上という統計もあります。
とくに働き盛りが
自らの心身の安寧を図るためには、
経営手腕を磨き、金策に奔走し、
コスト削減に腐心することもさることながら、
しばし、これからは、
妻や子供、家族の絆を見直すこと
なにを差し置いても大切にすべきです。

ところで、別に経済学者ではありませんが、
心身丸ごとの治療、
つまりホリスティック医療の提唱者である
帯津良一博士にしても、
狭い治療の設計図についてのみならず、
大きな人生の再設計図をしっかりと描きなさいと
診察のたびに教えてくれます。
不況下で襲うガンに対処するためにも
改めて家庭回帰を図りましょう。
あなたは奥さんを大事にしていますか?


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2003年6月23日(月)

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