元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第375回
盛況のスローヘルス懇親会

9月4日に開かれたスローヘルス懇親会には、
定員の40人を遥かにオーバーして
52人の方たちが駆けつけました。
東京・竹橋、毎日新聞社ビルの1階にある、
自然食レストラン「クシガーデン デリ&カフェ」
マクロビオティック・バイキング料理は、
カボチャやひじきの煮付け、
小タマネギの温野菜などが優しい味で、
何回もおカワリをする人たちも出て、
本当に美味しいものでした。

さて、肝心の講演は、まず、ドクハラ撲滅の提唱者として、
テレビに新聞、雑誌ですっかりおなじみの外科医・土屋繁裕医師の
「賢い病院選び、医師選び」というお話でした。
女性患者には耐えがたい不埒な行為に及ぶ、
心無い産婦人科医のケースを引きながら、
ドクハラの弊害を分かりやすく解説していただきましたが、
医師の言動だけでなく、
従来の無謀な拡大手術や大量抗ガン剤投入の治療にも、
ノーをいえる心構えを患者は持つべきだと強調しておられました。

また、いまの保険医療制度自体にも大いに問題がありというわけで、
たとえば、日本で認可されていない新しい薬を使ったり、
手術縫合の糸1本にしても良質のものを使おうとすると、
“混合診療”の禁止という規則で
他の治療も保険で受けられなくなる――
こうした患者にとって不都合な治療を改めるためにも、
薬代も安く、患者に優しい治療を
土屋医師のキャンサーフリートピアでは
目指しているそうです。

当日、土屋医師のアドバイスと治療を受けている、
肺ガンのふたりの男性患者が元気に出席してくれたのですが
自分の判断を大事にして、柔軟に治療と養生に励んでいると、
じつにスローへルスな闘病の心構えについて語ってくれました。
このふたりの恵まれたことは、心ある医師に出会っただけでなく、
奥さんやご家族の温かい支えに恵まれたことでしょう。
奥さんの協力でマクロビオティック玄米菜食も取り入れていること、
天仙液などの代替医療も適宜とりいれていること、
いわゆる“いいところ取り”の養生治療の組み合わせを
患者自身の手で作り上げていることです。
土屋医師は「ガン治療は”合わせワザ”の時代です」といいますが、
まさに“患者が主役”の賢い選択だと思います。

さて、美味しい食事のあとは、マクロビオティック食養指導者の
山村慎一郎さんの「排毒上手は養生上手」というお話。
食べるだけでなく、うまく排泄すること、
この心身のバランスをとることが、
体に優しい食養生の基本だという講演が始まったのですが、
話の前に山村さんは愛用のギターを持ってきて、
出席者の心を和ませるためでしょう。
バッハの名曲を奏でてくれました。
話の内容は、
高蛋白、高脂質の肉食過食の弊害だけ出なく、
缶コーヒー、缶コーラ、そしてアイスクリームなどの
精白砂糖類の取り過ぎが、日本人の新陳代謝を阻害し、
ガンやアトピー、精神症状などの元凶になっている――という
厳しい警告でしたが、「いい加減に」ではなく、
「良い加減で」心身の調和を図ることの大切さを
教えていただきました。

なお、当日のおみやげには、
(株)シガリオの館花ちゑ子社長から提供されたブラックジンガ―、
鈴木博子さんのマグノリアから購入した肉厚の岩手産・昆布、
拙著「ガン患者よ、ドクハラと闘おう」を、
出席者の皆さんには持って帰っていただいました。
さて、この懇親会はいつも定員オーバーで、
お断りする方が出てしまい、
とても申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、
すでに別掲告知しましたように
次ぎの開催は10月21日(火)ですので
早めにメールでお申し込みください。


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2003年9月6日(土)

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