元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第386回
英字新聞にもドクハラ記事

ちょっとガンを前向きに克服するためには、
死についてもとことん勉強しておこうという話ですが、
少し、辛気臭い話が続きますので、
「死と老化の生物学」については、
一息入れて数回後にまた書きましょう。

話題を少し変えます。
最近、テレビや雑誌でかなり、
土屋繁裕医師が提唱したドクハラ撲滅問題が話題となっております。
いまや英字新聞でも「Shaking up a feudal medical establishment」
つまり「封建的な医療制度を告発する」というタイトルで、
土屋医師のインタビュー記事が紹介されております。
とりあげたのは「朝日新聞 Herald Tribune」紙です。

とうとうテレビでも特番が組まれ、
9月22日(月)午後7時から、
テレビ朝日の「テレビタックル」の2時間の特番の枠の中で、
時事問題にからめて、ドクハラ討論が徹底的に行われますから、
ドクハラ撲滅はたんなるオカシな医師の告発運動ではなく、
医療制度全体の構造問題にも波及しそうな勢いです。
もちろん、このコーナーの司会は爆笑問題、
パネラーには土屋医師はじめ、
ベストセラー医療劇画『ブラックジャックによろしく』
(佐藤秀峰・著・講談社)に登場する、
異能の心臓外科医のモデル・
南淵明宏さん(大和成和上院心臓病センター長)や
テリ―伊藤さんなどが登場するようですから、
この長寿難病時代に立ち遅れてしまった、
まさに“封建的な”大学病院の医療システムが
つぎつぎと抉り出されるキッカケになることを期待しています。

さて、雑誌の中では
もっとも早くドクハラ=ドクターハラスメントに注目したのは、
週刊金曜日でしたが、
2002年8月30日号の
土屋医師と僕の対談
「されてませんか? ドクターハラスメント」以来、
今週発売号では第5弾目の特集が掲載されています。

内容は前回の産婦人科医糾弾に続き、
こんどは歯科医のドクハラを告発したものです。
「歯 治療するほど悪くなる」というタイトルで、
闇雲に“削って詰める”ドクハラ歯科医に警告を鳴らしています。
歯の病気は家族全体の悩みでもありますから、
ぜひ一読して、よい歯医者選びのポイントを学びましょう。


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2003年9月17日(水)

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