元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第388回
週刊ポストに殺到したドクハラ投書

ドクハラといえば、心無い医師の発言だけでなく、
診察のシステムそのものが患者侮辱、
患者虐待となりがちなケースが多いのが
なんといっても産婦人科でしょう。
土屋医師の本を題材にして、
7月には週刊女性が連弾を打っていましたが、
こんどは一般週刊誌の週刊ポストが追及シリーズを始めています。
すでに読者からドクハラ医師やドクハラ行為を告発する、
投書が土屋医師の元にも編集部にも殺到しているようです。

まあ、日頃、週刊誌など読んでないという読者のために、
週刊ポストの「毒ハラ産婦人科」糾弾がとりあげた、
いわばドクセクハラといわれる医療現場の実情を
抄録してみましょう。

●「あんたみたいな若いコがいるから性病が蔓延するのだよ」と
  いわれて悔し涙を飲んだOL。

●「2人でいいことしておいて騒ぐんじゃないよ」と
  陣痛の最中に暴言を浴びせられた27歳の女性。

●「おう、一人目が帝王切開だったから、
  まだまだ締まりがいいな」といわれ
  顔から火が出る思いをさせられて主婦。

こちらは、いわゆる医師の言葉による
ドクハラの心無いケースでしょうが、
編集部に寄せられて投書は
さらに酷いケースを取り上げていました。
いわゆる、産婦人科医による患者レイプという
信じがたい話です。

●30代の講師に麻酔をうたれてレイプされたという30代の女性。

●子宮内膜症で診察をうけた産婦人科医にカウンセリングと称して、
  ラブホテルにつれ込まれてセックスを強要されたケース。

まさに、わが命を守る、わが子の命を生む…
こうした命の現場で、
医療行為に名を借りたわいせつが許されてはならないわけですが、
女性患者の多くが口にはだせないまま、
泣き寝入りをしているケースが数多くあるのではないでしょうか?

そして、産婦人科の場合、
女性が耐えず悩まされるのは、
内診台の脚を開いて診察を受けることでしょう。

●X線技師に
  「もっと足を開かないと、ちゃんと撮れないでしょう」と
  ニヤニヤ笑いなが責めたてれられた不妊治療の患者。

●無断で内診台での治療ビデオを公開された痔のOL。

●さらに「産婦人科医からの流出」とうたわれた、
  出産シーンビデオまでが流れている?という噂も
  追及されています。

さて、仰向けに寝かされたまま、
産婦人科医のドクハラ行為に簡単にノーといえるか?
ここまで来ると少数の特異な医師の
不埒な行動と片付けてよいものか? 
疑問を抱きませんか?


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2003年9月19日(金)

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